最初のモンスター狩りに竿装備って?
勢いだけがすべてです。
「スキルいらんかね~?」
なぜか、帽子を目深にかぶり、マスクを着けているために顔が判らないスキル屋さん乙。
「はじめまして。新人さんですね?あって困ることのないスキルを買いませんか?」
「見るからに怪しいですけど、これもしこみか?(ジロリ)」
なっ、なんですか。私がいつそんなこつしたとね?ほんなこつ、こんこは。(訳:私がいつそんなことしたんですか?本当に、この子は)
「ちょくちょくヤられてるんですけど。S属性が」
その言葉だけ聞くとひーわーいー。
「喧嘩はいけませんよ。ゲームなんですから、仲良く」
「この人仕込みじゃないよ。常識人だよ」(キラキラ)
なっなんでそんなに目を輝かせて見てんですか?コホン。気を取り直して、スキルプリーズ。
「こちらになります」
投擲(飛ばす飛距離が伸びます。ゴルファー(女性問題あり)推奨)
的当て(命中率アップ。女子アーチェリーが使ってました)
ファイヤー(熱いです)
アッパー(十六もんキック)
1・2・3・ダー!(パーティー支援。やる気がでるよ)
スタンド(側に立つ)
ひねた金剛石(体力回復。キレているとどうなるか判らない。※スタンドと一緒に装備しなければ使用不可)
☆白銀・ワールド(時を止め相手の額に《肉》とかく間その止まった時間の中で動ける。※スタンドと一緒に装備しなければ使用不可)
ハンマー雄二郎(最強生物)
「危なすぎるのありすぎだろ!最後の特に何だよ!これボツだよ!」
うるさいですね。とりあえず、全部下さい。最後の除いて。
「まいどあり~。全部で5万になるよ」
「おい!金あるの?」
フッ、金は鰯を売って稼ぎましたよ。色々な武器を使い、今はレベル《鰯とガチでやり合えるよ。でも、2匹以上はアブナい》となっております!
「それでもまだ鰯なんだな…」
なにバカにしてんですか!見て下さい。仕留めた鰯の数々を!
ハジケた鰯(初心者の銃使用)
さばかれた鰯(初心者の短剣使用)
ウロコのハゲた鰯(初心者のタワシ使用)
落書きされた鰯(初心者のマジックペン使用)
髪の毛が付いた鰯(初心者のズラ使用)
「なんで残ってんの?」
フツーに買い取り拒否されました。
「……それもそうだよね。鰯として形なして無いしね」
(┳◇┳)
「まあ、気落とすな。明日があら~な」
アネゴ~。
「あの~お取り込み中の所すいませんが、会計の方を」
ああ、すいません。
それじゃ、《ファイヤー》はアサナさんが付けて下さい。
《投擲》と《的当て》は竿装備してるからこっちに。
「どうせなら《スタンド》と《ひねた金剛石》と《☆白銀・ワールド》がいい」
わがまま言っちゃいけません!あくまでネタですから。
「わかった。なら、モンスター狩りに行ってレベル上げよう」
その前に竿を点検と、《投擲》と《的当て》で思った方に飛ぶ。木の葉っぱ一枚でも当てられそう。
あっ、手が滑った。
「アッ、マスクが!帽子が!」
そこには、グレイ(宇宙人)がいた。え?マジで!!
「このことは、黙ってて下さい。しゃべったら、さらいますよ」
(コクコク)
「(コクコク)」
「(帽子とマスクを着け直して)また、入り用ならば、お申し付け下さい」(ぺこり)(てくてく)
「……行っちゃったね」
そうですね。世の中不景気で職も少ないですから、誰も必死ですね。このことは胸に秘めたままにしときましょう。
「えらく、まともなこと言うな」
(ピポパペピペポ)
すいません。情報売りたいんですけど~。スキル屋の正体!
幾ら出します?
「舌の根も乾かぬうちにそれかい!おい?なんか変な光に包まれて、えっ?浮いていく?真上にいつの間にかUFOが~!…………連れてかれた。」
◆◆◆◆◆◆
西側にある平原へやってきました。
「あの後、どうなったんだ?」
あの後?何の事ですか?わたしは普通に水晶の台座からここまで来ましたが?
「スキル屋だよ!あの後!」
スキル屋?良い買い物しましたよね。その後?………あれ?なぜか頭痛が……。
「(頭に傷がある…これはもしかして……)無理に思い出さなくていいよ!大した事じゃないし!所で、ここでなにを狩るんだ?」
ハア~。何言ってんですか?ここには、スライムとゴブリンが出るくらいですよ。
ムム?100M先にスライムがいます。一匹でこちらに気づいて無いみたいです。
「よし!気づかれないように近づこう!」
待って下さい!試したいことがアルです。
「?」
初心者の釣竿を…エイ、ヤッ!(ひゅ~~~~………)
よし!引っかかった!
ファイト~!イッパ~ツ!(スポッ…ひゅ~~~~ベチャッ!)
「落ちた衝撃で死んだっぽいな」
……そうですね。
《チャッチャカチャ~チャチャチャ、チャッチャカチャ~。
レベルアップたぞ》
レベル
マグロの一本釣りにいける!これで金が稼げるぜ!
「……また、ビミョ~な…(^_^;)」
今度は見つかりましたよ!
「(」゜□゜)」なして?」
ゴブリンがあらわれた。
ゴブリンがあらわれた。
ゴブリンがあらわれた。
「出てきたよ。どうすんの?」こんなに近いと竿は役に立ちません。サブはマジックペンですし。
「まだそれ付けとったんかい!お前いい加減にしろよ!」
胸ぐらを掴まないで!こわい!リアルこわい!
ゴブリンがあきれている。
ゴブリンがあきれている。
ゴブリンが競馬新聞を見だした。
なんかバカにされてませんか?
「(;`皿´)どうにかしろ!」
無理で~す。(からくりドール風)
ゴブリンが胡座をかいた。
ゴブリンがスピーチの練習をしている。
ゴブリンが競馬新聞をくしゃくしゃにしている、
アサナさん!あれ!《ファイヤー》!
「そうか!火炎魔法!」
大仁田厚があらわれた。
「(・_・)エッ..?」
ゴブリン達を金網デスマッチに持ち込んだ。
ゴブリンが驚いている。
ゴブリンが驚いている。
ゴブリンが酒に飲まれている。
大仁田厚はゴブリン達をまとめて金網(電流付き)に吹き飛ばした。
ゴブリンが感電した。
ゴブリンが悶えている。
ゴブリンが吐いている。
ゴブリン達は消滅した。
『ファイヤー!』大仁田厚が雄叫びをあげた。
そういえば、他のスキルもプロレス系でしたね。
「宇宙人出てこい!クレームだ!クレーム!」
あの、流れてきにヤバいんで、止めて!
「宇宙人でてこいや!」
(高田)
展開が読めると思いますがおつき合い下さい。
あっ、上から光が?UFO?
……アサナさんさよ~なら~。
――後日、北の山に隕石らしき物が落ちたらしい。
アサナさんは魔法一式のスキルを手に入れて帰って来ました。
このままで大丈夫でしょうか?
大丈夫/今さらかよ!/自分探しなら席空いてるぜ!