今からゲームはじめるの?
とりあえず、暇つぶしに買ってきたVRMMO用のサングラス付ヘッドホンをつけて、ゲームを選ぶっと……。
『フリーダムすら生ぬるい』? どんなゲームだ?
クソゲーだったら止めりゃいいし。(ポチッ)
◆◆◆◆◆◆
ここ何処だ?…ああ、ゲームの中か。
ここがスタート地点か。木に囲まれて何も…後ろにデカい水晶がある。(ぺたぺた)
まあ、冷たい感触が気持ちいいが、ゲームするのにどっちいけばいいんかいのう。
……あっ、コッチ獣道がある!。行ってみよか?
――5分後。
目の前に何か飛んできた。虫か?あっち行け!
まとわりついて離れん!殺虫剤は?
「誰が虫なんだよ!しばくぞ!」
(°□°;)だれだ?どこですか~。(キョロキョロ)
「よく見ろ!目の前だ!」
(°□°;)え?え~!虫がしゃべってる!
「誰が虫だ!妖精だ」
(°□°;)そんなんいるの!?
「お前、なにしにゲームはいってんの?」
血湧き、肉踊る。まったりライフしに。
「(^_^;)矛盾してね?」
よ~するに、暇潰しでんがな。
「(¬з¬)ふ~ん。そうか。この先に最初の町があるよ」
ありがとうございます。妖精さん。そんじゃ、失礼します。
「ちょっと待て!」
(・◇・)?どうかしました?
「おまえ初めてやろ?」
(¬з¬)そうだが?
「体見てみろ!」
体?なんだ!?ぼんやりして見えん!誰?スモーク焚いたの。
「(^_^;)誰もそんな事しないし。設定せんで入ってきたからそうなってんの」
入った時に『キンググリムゾン』て叫んだせいか?
「(」゜□゜)」マヂで!?
どうやるの?
「『メニュー』って言ってみろ」
『メニュー』って言ってみろ。
「そこまで言わんでええ」
なんか、目の前に出てきた。画面か?
「人の話聞けぇぇぇー」
うるさいな。それでどうするん?
「……(`ヘ´)」
何、拗ねてんの。オレが悪かった許してくれ(おがむ)
「……仕方ない。そこに種族があるやろ?」
あるぞ。人間。ドワーフ。妖精。獣人。魚人。翼人。森人。竜人。なにこれ?
「その中から選んで、ボタン押せばその種族になれるんだ」
それじゃ、強そうな竜人。(ポチッ)
――ブブ~~。
あれ?なら、空飛べる翼人。(ポチッ)
――ブブ~~。
「ホントに初心者なんだ……」
呆れとらんで、オ☆シ☆エ☆テ。
「Orz オェェェッ」
(¬з¬)なに吐いてんの?吐いてないで、さっさと教えろ!
「あ~。気持ち悪。まだこみ上げてくるわ」
ついでに、投げキッスでもしてやろうか?
「(°□°;)止めてくれ!」
なら、勘弁してやろう。(いばり)
「ハァ~、何でこんなんに声かけたんだろ?」
何か言った?
「なにも。……結論から言うと、人間しか選べません」
その心は?
「太陽が眩しかったから」
(¬з¬)……。
「(^_^;)無言の圧力が……。人間以外はレベル上げて、転生をするためのアイテムとらないとできません」
(¬з¬)最初から言えよな~。なら、人間。(ポチッ)
―――ピンポーン。
(-_-#)何かムカつく。おおっ!体が出来た。なんで全裸?
「キャャャ~(チラッ)」
何見てんだ!金取るぞ!
「粗末なモノで金取れるの?」
(グザッ!)クリティカルヒット!
「(無視)メニューに装備品があるから選んでボタン!」
初心者用のシャツ。初心者用のズボン。
これでいいな。
「初心者マルだし~(ゲラゲラ)」
(-_-#)これでいいな!
「OK。お~け~」
それなら案内してくれ。
「(¬з¬)なんで?」
案内役のキャラじゃないの?
「(;`皿´)ちがうわ!ただの親切なプレイヤー!」
(°□°;)マヂで!
「あっ、名前言ってなかったね。私はアサナよ」
アサナヨさんね。
「ワザと言ってる?(怒)」
アサナさん案内お願いします。(こわっ)