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~Sleeping Princess...~2

続きです

 

 目の端に捕らえてしまえば自然と目が行ってしまう。

 意識しなくとも気になってしまう、見慣れた男の子の姿。渡瀬悠一。

 

 わたしと彼、渡瀬悠一との出会いは幼稚園の時代にまでさかのぼる。

 わたしの母と悠一の母は仲が良かったことで、よく二人して話していた。

 親と一緒に居た子供のわたし達が、その過程で仲が良くなるのはごく自然なことだった。

 もともと体を動かすのが好きだったからか、わたしは家で遊ぶよりも外で走り回ったりすることが多かったと思う。

 だから外で遊ぶのが好きな彼の家へと行くのは当たり前だった。

 

 しかしその最中、変化は突然として訪れた。

 中学校に入った頃だ。

 このままの関係が何事もなく続いていくんだろうと、少しの疑問さえ抱かなかったとき。

 今までもよく二人しているのが多かったせいで、周りから冷やかされることはあったけど、わたしはちっとも気にしていなかった。

 だというのに彼と、男の子と二人で遊ぶことが気恥ずしいと思えて来るようになったのだ。

 『友達』という感情以外はないのだから、恥ずかしいというのも変だけど。

 

 それからは、冷やかされる度に否定をしても、顔にちゃんと書いてあるよなんて言われる始末。

 わたし自身嫌になるのが、もうそれは信じられない位に顔が熱くなってしまうのを分かっていることだ。

 なんでそうなるのかと理由を聞かれれば、なぜだろうとしか答えられない。

 とにかく、はっきりと言葉にはできないことなのだ。



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