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旧型魔法使いの反逆譚 〜自動生成魔法が広まった世界を古代魔法が貫く〜

作者:KK
 ――自動生成魔法具。
 魔力を持たない人間でも、簡単に魔法を再現できるアーティファクト。
 自動生成魔法具の誕生と共に、魔法は魔力を持つ人種――“ウィズ”だけの特権ではなくなった。

 ラトラル=ラドファイアは魔法学院に通う生徒。
 魔力量が少なく、魔法使いとしての才能に乏しいウィズの少年である彼は、同じく学院に通う“純人間”(魔力を持たない純粋な人間の俗称)の貴族達から蔑まれる日々を送っていた。
 ある日、上流貴族の生徒、ジェルマン=キスカーレが最新式の自動生成魔法具を使い、ラトラルと仲の良い女子生徒、ハルカゼ=ノアの魔法を勝手に模倣する事件が起きる。
 最新式の自動生成魔法具は、対象の魔法を読み取り・分析し、簡単に奪う事ができる上、高価な魔晶(魔力を生み出す結晶)を用いて元の創作者以上の威力を発揮できる。
 自らの魔法を奪われた上、ジェルマンに“旧型魔法使い”“素材”などと侮蔑的な言葉を投げ掛けられるハルカゼ。
 そんな痛々しい彼女の姿を見過ごせず、ラトラルは怒りからジェルマンに決闘を申し込む。
 ラトラルが勝てば、模倣したハルカゼの魔法を削除し今後指一本触れない。
 しかし負ければ、学院はおろか王都からも去らなければならない。
 圧倒的な性能を持つ自動生成魔法具を相手に、才能の乏しいラトラルが勝てる見込みはゼロに近い。
 何か、勝機は……。
 懊悩するラトラル。
 そんな彼に突破口を与えたのは、下町で出会った一人の“エルフ”だった。
「良い方法がある」
 事情を知ったエルフが提案したのは、驚くべき修行方法――。

 ――その果てにラトラルが手にしたのは、現代には存在しないロストテクノロジー……《古代魔法》の力だった。

 これは、魔法の利権を奪おうとする人間達から旧型と揶揄され、才能も乏しく、それでも魔法の高みを目指す一人の少年の、反逆の物語。

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