【うらばなし】連載と1章のはなし
執筆ページがリニューアルされたからやり方が分からなくて、やっと今投稿出来たぜ……。
ストーリーを進めたい、と言いましたが、そういえば何故これについてまずお話ししなかったのか自分でも疑問です。
ですので、今回は連載上のストーリーについて触れていきたいと思いますね。
連載として物語を続けていくにあたり、文月は短編版での終盤付近の話を大幅に改変しなければなりませんでした。
何せ短編版はハッピーエンドでしたので、まずそこから改変しない事には何も始まりませんでした。
シナリオの変更といっても、どんな変化を加えるか悩むという事はなかったです。
連載にするならば、『アンデッド・ゲーム』の続行は決定事項だったからですね。
続け方には、覚えている限り2つくらいの方向性があった気がします。
1.時間遡行の話を抜きにして、旭が死んだ事実を残し、そこから袈刃音が旭を生き返らせるため奔走する
2.時間遡行の話を連載版にも適用し、遊戯神の暗躍によって騙されていた事実を知らされた袈刃音は、時空神・クロノと手を組み記憶と能力などを引き継いだまま時間遡行を果たす。そして、望んだ未来を掴むため奔走する
1も有り得ない話ではなかったですが、せっかくの時間遡行なんて面白い要素を使わない手は有りませんでした。
さらに言えば、1にすると完全に人間同士だけでの殺し合いが始まります。
もちろん、それはそれでスリリングになりますが、ちょっと味気ない感じがしました。
そう、あのままいくと袈刃音は、チートなしのバーサーカーになっていたし、多分物語展開に関してもせっかくの神のゲームという要素を活かしきれないと思ったのです。
また、文月のストーリー構想力はまだまだで、どこかで無理と矛盾が出て来るなと思いました。
この世は力が全てです。何かがあった時、財力があったり、腕力があったりすれば大抵解決します。
つまり、袈刃音が多彩な力や経歴を持てば、無理によるその綻びを強引に修正出来る訳です。
それもあって、2をストーリーとして採用しました。
結構即決でした。
1章の流れは決まりましたが、主人公最強路線でいくにしても敵はどう用意しよう?
ゾンビと人間だけじゃ、少なくとも序盤はほぼ敵なしになります。
そう思って考え付いたのが、神の【守護者】達でした。
敵の像がハッキリすると、彼らが袈刃音の敵としてどのような目的で立ちはだかるのか、どう行動を起こすのかはおのずと分かってきます。
こうして完成したのが1章の物語です。