【うらばなし】キャラ設定のはなし
ブクマ27、総合pt100、感謝をっ。
文月は自分の作品を読み返す事が結構あります。
内容におかしなところはないかの確認。
これもあるのですが、細かい設定を意外と忘れてしまっているため、わりと頻繁に作品を読み返します。
例えば、【】で囲むワードの確認でしょうか?
執筆中、たまにどれに【】を使っていて、どれにつかっていないのか分からなくなる時がありまして……。
もっとも、気を付けてはいるものの、そういった表記揺れみたいなのを探すと、結構出て来るかと思います。
……表記の間違い、多くて申し訳ありません。
さて、それはそれとして、今回は設定に関する「うらばなし」を語りたいなと思います。
何の?と言いますと、タイトル通り「キャラの設定」についてです。
袈刃音、響、クロノ……主要なキャラは何人もいて、正直、誰について話すか悩みどころです。
恐らくですが、このまま考えても決まらないでしょう。
そこで今回は、敢えて敵キャラのお話をしようかと思います。
ご紹介するのは、第一章で登場した第七【守護者】の3人。
ドミエン、ルシドラ、イートスレイトです。
皆様は、彼らの事をどの程度覚えていらっしゃるでしょうか?
彼らは第一章のラスボス的存在でした。
ただの噛ませ役かと思いきや、結構暴れ回ってくれましたね。
イートスレイトは特に。
そんな彼らですが、3人で1つの【守護者】の任に就いていました。
これは何で?と思った方、お答えしますと、ドミエンが楽をするためです。
というのも、ドミエンは「炎を武器にする力」、「透明で強固なシールドを生み出し操る力」、「特殊な糸で生物・生物の亡骸を操る力」を持っていました。
この3つは個の武力、数の武力を用意するための力で、時間を掛ければ大規模な軍隊すら作れる戦争向きの能力とも言えます。
ちなみに、その使い勝手の良さから、何か問題が起きた際にドミエン達は大抵初めに召集が掛かります。
今回の『アンデット・ゲーム』で最初に彼等が登場したのも、「いつも通り」の流れだった訳ですね。
そんな遊戯神に信頼されている【守護者】ですから、多分、袈刃音でなければ誰も彼らには勝てなかったでしょう。
まさにチート。
ただ、ドミエンにとって、この能力を使うのは負担でした。
戦いになった時、複数の能力を完璧に使いこなしながら戦うには、常に多くの事に注意を向けていなければなりません。
場合によっては、敵との戦いに集中を強いられ、能力を使えない事も有り得ます。
であれば、自らの能力を配下に貸し出した方が効率的で、ドミエン自身も楽ができる。
そんな意図があって、彼はルシドラとイートスレイトに力を貸し与えていたのです。
また、この頃は、【守護者】に対して設定もそこまで凝っていませんでした。
ぶっちゃけた話をすると、リーダーのドミエンよりイートスレイトの方がしっかり目立って、しっかり悪役をしていました。
言葉遣いも悪いですし、名前も一番凝って作っていたくらいでしたので。
ちなみに、イートスレイトは糸で人を隷属させる敵、というキャラだったので名前を考える時のプロセスはこうでした。
イト(日本語の糸)+スレッド(英語の糸)=イトスレッド
名前の響きが悪いので、試しにイトの所を伸ばしてイートスレッド。
これも何かいまいちなので、別の要素を足す。特殊な糸で隷属させる力→試しに、スレイブ(奴隷)を足す。
→イートスレッド+スレイブ=イートスレイド
→響きの悪さが若干まだあるので、取り敢えずドをトにしてイートスレイト。
という感じでしたね。
ドミエンは支配者(英語)+炎、ルシドラはシールド+ラ(は何となく)という風に名前を決めたんでしたか。ちょっとだけ懐かしいです。
さて、まだまだ語りたくはあるのですが、今回はここまでにしたいと思います。
いかがだったでしょうか?
皆様の小さな好奇心が満たせていたら、文月としても嬉しいですね。