ぎゅっ
掲載日:2021/04/11
ボクは
ママにぎゅっとされるのが
大好きだった
生まれたばかりのボクを
そおっとぎゅっとしてくれた
公園のブランコから落っこちて泣いたときは
少しつよくぎゅっとしてくれた
友達とケンカしたときは
優しくぎゅっとしてくれた
ぼくは少し大きくなって
ママのぎゅっから逃げるようになった
ママは少し寂しそうだった
ぼくは ママのぎゅっをもう忘れるくらい
大人になった
僕はおとうさんになった
子供をぎゅっとする
ママは とってもうれしそうだ
あれ?
ママの背中が小さくなってる
僕にぎゅっとしてくれたママ
今度は
僕がママをぎゅっとする
少し恥ずかしそうに
母は 優しく微笑んでいる




