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詩集『死辺詩編の氷の詩集』

『無くすなよ、君はまだ、心を持っている』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から

『無くすなよ、君はまだ、心を持っている』・・・『死辺詩編の氷の詩集』から



楽に楽をしました、偶然の選択、嬉しい洗濯。

無くすなよ、君はまだ、心を持っている。

金に金をしました、必然の光沢、嬉しい光沢。

無くすなよ、君はまだ、心を持っている。



長い間生きているとね、心の在り処すら、不確かになってしまうんだ。

所謂、壊れるってやつさ、身体が、ガタガタに、壊れてしまう。

心ってなんだっけ、って自分で思い出したら、相当やばいね、君の心が、美しく見える。

無くすなよ、君はまだ、心を持っている。



破壊の先に、俺たちは、年老いて、若者達の、輝かしい選択を、希望の様に見る。

社会の原理さ、壊れた大人が、本当の大人、壊れていない大人は、子供の大人。

子供の大人もいい感じだけれど、俺にはやはり、壊れた大人が社会を創り上げて、若者の活躍を期待したい。

だから、無くすなよ、君はまだ、心を持っている。

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