Black Tuesday。
___僕は、暗黒の火曜日を迎えようとしていた。
今年2020年に入ってからというモノ。
・・・運気が最悪で、何をしても上手くいかない!
仕事も、去年までは順調だったというのに、、、。
今年に入って直ぐに、僕の会社が倒産してしまったんだ!
・・・僕は失業の身になってしまった!
___それに?
5年も同棲ていた彼女と、結婚の約束までしていたのに、、、。
今年に入って、彼女から僕にこんな事を言っていきたんだよ!
『___ごめん、慎弥とは? やっぱり結婚できないや~なんか?
違うんだよね! 付き合っているだけならいい相手だけど、、、?
結婚ってなると? 慎弥じゃないっていうか! ごめん、もう私と別れて!』
・・・こうして、5年も同棲していた彼女と僕は別れたんだ!
*
___それからも、僕は何をやっても失敗したり上手くいかないんだ!
・・・取りあえずと思い、軽い気持ちで始めたバイトも?
コンビニのバイトだったんだけどね。
みんな僕よりも二回りも若く、話についていけないんだよ!
仕舞には、、、? 僕の事を“年寄り”扱いだし!
僕だけ、みんなの輪に入れてくれないんだよ。
店長ですら? 僕より一回り下だしね!
___僕は、入ってたった1週間でバイトを辞めてしまったんだ!
▼
・・・だけど?
まさか!? もっと最悪な事になるなんて、、、!
僕は、思ってもみなかったんだ!
こんだけ、悪い事が続いているなら? きっとこれからは良くなる
と思っていたからだよ!
・・・それなのに、あんな事になるなんて!
▽
___僕は、何をやっても上手くいかない事でイライラしていたんだ!
だから、その日は昼過ぎからお酒を飲んでいてかなりヤケ酒だったんだよ!
むしゃくしゃしながら、お店をはしごしながら一人で飲んでいたんだ。
お店で、暴れたり別の客さんに絡んで喧嘩になったり。
・・・その度に、店から追い出されて。
他の店でまた飲み直しをするを繰り返してたんだよ!
・・・僕は、相当酔っていてね。
怒りの矛先が、いつの間にか、、、?
___僕の家族になっていたんだ!
『___僕を産んだ! 親父とおふくろが悪い! 姉貴だって! 先に結婚
しやがって! それに、めちゃめちゃ幸せじゃないか! 優しい旦那と可愛
い子供。僕に無い物をみんな持っている! 僕と血が繋がった家族というのに?
なんで、、、僕だけが!? い、いや? そんなの不公平だ! みんなにも
僕と同じ目に遭わせないと、、、!』
___僕は、深夜2時を回ったぐらいに1週間で辞めたコンビニに行って
ジッポライターに入れるオイルとライターを買ったんだ!
そこには、僕を仲間はずれにした一番嫌いな男がいたんだよ!
『___あぁ! 若野さん、お久しぶりですねぇ~元気でした?
まあ~まだ仕事見つかってなそうですよねぇ~年齢もいい歳だし?
次の仕事、見つけるの難しいんじゃないですかねぇ~まあ! 頑張って
くださいよ~! アハハ~』
・・・そうやって! アイツは、僕を笑ったんだよ!
だから、僕はコンビニを出ると、、、?
・・・深夜というのもあって! お客さんは僕だけだと確認してから。
先買った、オイルをズボンの右ポケットに入っていたティッシュを丸めて
ぶっかけ後、ライターで火をつけ! コンビニにあった込み箱の中にほり
込んでやったのさ~ どうせ! お客も来ないから、店の中で寝ているに
違いないし! 気づいた頃には、まる焦げのはずだよ!
___あんな奴! 死んでしまえ!!!
▼
___その後、僕は実家へ向かったんだ!
実家前に着いたのは? 深夜3時前で、新聞配達のおじさんが通るころ
だろう! それを待って、僕は実家にも火をつけたんだよ!
・・・そして、僕は自分の一人暮らしの家に帰ってそのまま眠ってしまった!
*
___次の日。僕は、玄関をたたく音で目が覚めたんだ!
眠気まなこのまま、僕は玄関のドアを開けると?
警察官が2人立っていたんだよ!
『___警察だ! 放火魔の疑いで若野慎弥43歳、逮捕する!』
『___えぇ!? あれは、夢のはずじゃ、、、。』
『___お前がやったんだろう? 昨日の夜は何処で何をしていた?』
『・・・昨日は、遅い時間までお酒を飲んでいて...。』
『___そうだ! 目撃情報と一致している! それと○○にある
コンビニに行って、ジッポライターのオイルとライターを購入したな?』
『___それは、ちょっと覚えていません!』
『___取りあえず、詳しい話は署で聞こう!』
『___あぁ、ははい、』
・・・僕がふと、家を出る前に見たカレンダーには、、、?
今日は、13日の火曜日だった!
___僕がいつも、上手くいかない曜日は、、、?
【火曜日】と決まっている!
・・・あぁ、だから? こんな事になったのか!
理由が、分かったよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。