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僕の1993 春  作者: まさひろ
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4

 僕は、救急車の中で目を覚ました。

 目をさました時、最初に飛び込んできたのは、白いヘルメットをかぶった男性の顔だった。

 僕は、なにが起きているのかわからず、頭が混乱した。

 たぶん、目もおどおどしていたのではないかと思う。

 ヘルメットをかぶった男性が、やさしく「大丈夫ですよ、安心して下さい」と声をかけてきた。

 僕は、返事を使用としたがうまく返事が出来なかったので、顔を少したてに振り、うなずいた。

 目をさましてから5分程度で病院につき、そのままストレッチャーで運ばれ、いろいろな検査を受けた。

 幸いにも、ケガ事態は軽度のものだった。

 上半身は半袖のシャツだった為、両肘にすり傷、お尻あたりの少しの打撲、頭部の打ち身ですんだ。

 車のスピードがほとんど出ていなかった為、軽傷ですんだのだった。

 検査が終わり、検査室から出ると両親と警察、そしてみしらぬ男性の4人が僕の方へ駆け寄ってきた。

 両親から「大丈夫か」とすぐに聞かれたが、僕は大丈夫とすぐに返事をした。

 両親の顔を見たとき、少し自分の中でやらかしてしまったようなモヤモヤとした気持ちになった。

 そして、警察服に身を包んだ男性から現状を細かく聞かれた。

 その聞かれていた最中、みしらぬ50代位の男性がこちらを心配そうに見ていた。

 警察官からは、最後に飛び出さぬように注意を受けた。

 警察からの話が終わるとすぐに50代位の男性がかけより、僕に「すまなかったね、とっさで、止まれなかった」と謝罪してきた。

 僕は、その言葉を受けすぐに「飛び出して、ごめんなさい」と謝まった。

 その後、両親と僕の3人で病院の先生から検査結果の話を受けた。

 先生の話の中で、頭部を打ったせいで、脳波に少しの乱れがあると言われ、記憶に問題が生じなればいいがと心配そうに先生は僕を見ていた。

 先生の話が終わり再度、両親も立ち合い、別室で僕の記憶検査が行われた。

 病院側では、僕の返答が正解か詳細がわからないため、両親が僕の返答が正解かどうかを判断するものだった。

 名前や生年月日など聞かれ、その内少し昔の質問になっていった。

 そして小学校の名前を聞かれた時、少し頭痛が走った。

 小学校の名前は、2校(引っ越し前と引っ越し後)はすぐに出てきたが、友達の顔は誰一人出てこなかった。

 病院からは、友達の名前などの質問がなかった為、得に問題にはならなかったが、自分の中では、なんだこの感覚はと不安になったが、次の質問へと移っていったのでその不安はすぐに消えてしまっていた。

 さまざまな質問を受け、現状は問題ないとの判断がされた。

 僕は両親とともに家に帰った後、両親からくどくどとお説教をもらったのだった。

 その後、僕は小学校の事を思い出すようにいろいろ努力していたが、残念ながら記憶は蘇ってはこなかった。小学校の記憶に関しては両親には話をしなかった。理由は、心配かけたくない事と、又、病院に行く羽目になりたくなかったのが理由だ。記憶に関しては、『まあ、時期がくれば思い出すだろう』とゆう結論に達したのは事故後すぐであった。こんな性格でよかったと少し自分で自分を褒めたのは内緒である。

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