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僕の1993 春  作者: まさひろ
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 僕は、心臓がすごく高ぶっているのを我慢して「ああ、岩田洋一だよ」と答えた。

 僕が答えると金髪の男は立ち上がり「やっぱり、ようちゃんか!懐かしいな、俺の事覚えてる?佐藤雄二さとうゆうじだよ、わかる?」と勢いよく話してきた。

 「うーん、あんまり昔のことは覚えていなくて、ごめん」と素直にあやまった。

 「そうかぁー少し残念だなぁ、引っ越して今は何処に住んでるんだ?」と佐藤は少し残念がっていたが、すぐに別の質問をしてきた。

 僕が「N市に住んでる」と答えると、それから続けざまに質問の嵐を受けたがこちらも、ただ答えるだけでなく、逆に質問して佐藤はどうゆう人物かを僕は見極めようとした。


 途中でお互いの質問攻めが一段落した所で、少し昔を懐かしむ話題になった。

 「昔はよく小学校の裏山に遊びに行っていたよな、昔に作られた防空壕もあったし、そうそう夏にはカブトムシも取れたよな、いろんな思い出があるよな・・・」佐藤がそこまで話すと少し黙り込んでから「まぁ、昔の事を覚えていないなら、変な事は思い出さなくてもいいよな」と少し何かを隠すように話しをした。

 僕はすぐに「変な事とは」と聞き返した。

 佐藤は、少し困った顔になり「変なことは変なことだよ」とボソッと小さな声で言い、佐藤は都合が悪くなったのか話題を変えようと「それより、せっかく会えたんだから昔の仲間とも会わないか?」と言ってきた。

 僕はさっきの変なことが気になるが、他の人からも昔の話を聞いた方がいいと思い、佐藤の提案通り昔の仲間に会わせてもらうことにした。

 僕は、彼の自宅の電話番号を教えてもらい、僕は佐藤に寮の電話番と部屋番を教え「留守が多いので伝言でいい」と付け加えた。

 そして、僕は佐藤雄二と別れた。

 時刻はすでに13時を過ぎていた。僕は腹が減った事を思い出して、道沿いにある喫茶店に入りコーヒーとサンドウィッチを食べた。

 僕は、佐藤と別れてから佐藤が話をした内容を繰り返し頭で思い出していた。

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