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きょうのにっき
あいつが風を送る。机の上の本のページがペラッペラとめくれる。あるページで止まる。そこにはこう書かれていた。
����
今日はいつもより多く寝ていた。
永遠と言えるほどの長い長い夢を見ていたきがした。
何かに追われるそんな夢。
恐怖が頭の中で巡る巡る。
何か分からないそんな物が私を追いかける。
私は走れない。思い通りに動けない。声も出るのは地声じゃない小さな呻き声。
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ぼそっとあいつは呟いた。
【貴方の見ているものhあ────