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バーチャルYoutuberのこれから

作者: ライター


 最近バーチャルYoutuberがどんどん増えてきている。

 初期の頃は遠い存在だったVtuberが今は手の届く所になったからだ。

 次々と新人は生まれ、その度にコンテンツは潤いを増していく。

 しかしその流れはいつまでも続くのだろうか?

 Vtuber四天王や裏四天王、天魔機忍Gやにじさんじ、様々な人気者が生まれる裏で伸びてはいるがあくまで「ブームだから」の範囲を抜けない者達も沢山いる。

 今回は人気者とその抜けない者達の差を考えていきたい。

 

 

 そしてここから物凄く地の文が出る。

 

 あれだよね、企業がスポンサーについた瞬間全てのクオリティー次元が跳ね上がるよね。

 そしてこの時点で絶対に届かない〝 差〟が生まれるよね。

 その〝 差〟を埋めるにはそれを上回る財力と技術力、もしくは個性が必要になるね。

 でも今のVtuber環境個性なんてほぼほぼ出尽くしてもう二番煎じ以下もいっぱいだね。

 なんならVtuberっていうコンテンツ自体が崩壊に向けて歩みを少しずつだけど進めてるよね。

 そんな環境の中で生き残っていけるのはやっぱり〝 企業〟という名の絶対的な個性と後ろ盾を持ってる者しかいないよね。

 今個性を持って伸びてきてる人は成功すればこれから基盤を固められるからある意味では安定した活動ができるようになるんだ。

 でも、今伸びているのか伸びていないのか分からない様な状況の中で活動している者達はこの先ちゃんと活動していけるのだろうか?

 今は新人発掘やバーチャルYoutuberというコンテンツが好きで見てくれている人も沢山いる。

 もちろんこの先だって十分にいるだろう。

 ただ、それはあくまで一過性のものにすぎないんだ。

 今はブームが来てる、流れが来る、まさにバブル景気の様な状況だ。

 人気は上がり続けその分コンテンツも増える。

 しかしブームという名のバブルが弾けたらどうなるのだろう?

 もちろん企業がついている者や基盤を固めきった大手の者達はそこまでの変化は無いだろう。

 視聴数が変動することはあるだろうが基盤が安定してる以上、一定の視聴者が確実にいるはずだ。

 なので痛手は受けても致命傷にはならない。

 しかし伸びきれず基盤が固められなかった者はどうなる。

 ブームという名の虎の子の持ち手は無くなり視聴者は少なくなる。

 それが幾つ減るのかは分からない。

 だが大手とは比較にならないほど致命的な割合で減るだろう。

 なんせ基盤ができてないんだ。

 大きな後ろ盾がいるわけでもない、足元がしっかり出来ているわけでもない。

 もう手持ちのアイテムは何も無いんだ。

 そしてそれはもう実質的な終わりだ。

 皆が何を考え何を目指してVtuberをしているのかは分からない。

 しかし大体の者が求める物のは視聴数や登録者数、人気だろう。

 今はまだ視聴者も視聴数も登録者も人気もまだまだ手に入るチャンスはそこら中に転がっている。

 だがブームが過ぎ去った時それは最も手に入れるのが困難な物となる。

 そして視聴数や登録者は意欲の原動力にも直結する。

 自身が求められていると分かればそれは意欲の原動力になるだろう。

 しかし過ぎ去ったブームの中、視聴数は伸び悩み、登録者もなかなか増えない、そんな状況が訪れたらどうなるのだろう?

 今は周りに自分と同じような者が沢山いるかもしれない。

 まだ伸び途中で一緒に頑張りあっている様な状況の仲間が沢山いるかもしれない。

 しかしブームが過ぎ去った時周りの仲間はどうするだろう?

 遊びや一過性の人気にあやかろうとした仲間は次々に見切りをつけ引退していくかもしれない。

 気づけばコミュニティは過疎化して

賑やかさは跡形もなく消え去る。

 一緒に笑いあい動画のネタを語り合って一喜一憂したあの頃の友は姿形も無くこの〝 virtual〟という世界から消えてしまう。

 残ったのは極わずかな視聴者と〝 もうオワコン〟というレッテルの貼られたコンテンツ。

 動画を投稿しても以前のように高評価は無くコメントも無い。

 視聴数も時間と共に激減していくのみ。

 一方、大手の動画には高評価と賞賛コメントの嵐。

 コミュニティは変わらず賑やかさも衰えない。

 そんな環境の中貴方は思わずにいられるだろうか?

 

「自分達はもう置いていかれたのだ」

 

 と。

 もはや違う世界にいるようにすら錯覚させられる状況を目の前にしても諦めずにVtuberとしていられるだろうか?

 口では、頭ではいくらだって「趣味だから 」、「別に人気とかじゃなくて楽しくてやってるから」なんて言える。

 だが心はいずれ理解して自身に問いかけてくる筈だ。

 

『自分はこのままVtuberとしていられるのか?』

 

 と。

 そうなってしまった時貴方は以前と同じように動画に対して向き合えるだろうか?

 ブームがあり、やる気と意欲さえあればどこまでも羽ばたけた時と同じようにモチベーションを保てるだろうか?

 今はもうあの時のような良い流れは来ない。

 どんなに頑張ろうとどんなに動画を上げようとコンテンツが廃れた以上見てくれる人がいなければそれは意味を生まない。

 その事実は確実に貴方を蝕む。

 動画作成の意欲を、Vtuberというコンテンツに自身の身を置く決意すらも自身が生み出したキャラクターや動画によって蝕まれていく。

 好きなものに自身を否定される感覚。

 好きなものが次第に遠ざけたくなるものに変わりゆく気持ちを貴方は乗り越えられるだろうか?

 そんな辛い思いを乗り越えてまでVtuberとしてあり続ける意味を自身に見いだせるだろうか?

 大手Vtuberは常に日向を歩きみんなに希望と笑顔を与えることが出来ている。

 彼らは『希望』として歩むことが許された存在になれている。

 しかし自分はその存在にはなれなかった。

 ならば自分は消えてしまっても別に問題ないのではないか?

 そんな負のスパイラルが貴方を襲うだろう。

 今だってそうかもしれない。

 ブームの中でも動画は伸び悩む。

 大手に手をかける〝 何か〟が見つけられない。

 

 『自分は周りよりも劣っている。』

 

 そんな感情を抱いたことは無いだろうか?

 そんな状況が既に生まれているこの環境で貴方はVtuberとして生き続けられるだろうか?

 そしてブームが過ぎ去った後、更に過酷になる環境で貴方は自身の存在意義、Vtuberである意味を持ち続けられるだろうか?

 私は今Vtuberが最も加速しているこのタイミングだからそこ問いかけた

い。

 意欲があるのはとても良いことだ。

 やる気があれば動画も作れる。

 しかし意欲とやる気だけでは乗り越えられない壁がいつか来てしまう事も憶えていてほしい。

 それがいつ来るかは分からない。

 だがいずれ訪れるだろう。

 その時我々はどのような判断を下すのか。

 それをしっかりと自身に問いかけてほしい

 

 

今回はこのようにVtuberに視点を当てて執筆してみました。

因みにTwitterで見た人は2回目の同じ文を見せてしまう形でごめんなさい。

また、私はVtuber自体はとても好きな作品であり、廃れることや崩壊などを望むアンチなどではない事も理解して欲しいです。


願わくばVtuberに更なる栄光と発展を願って。


筆者 ライター

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