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1 勇者と少年の邂逅①

ある村に勇者がやってきた

その勇者はたまたま立ち寄ったようだが、村の近辺に強力な魔物が沸いたようで村人の大勢が勇者に討伐を頼んだ

勇者は、困りながらも引き受けたようだ

そんな中ただ一人だけ勇者に対して興味も何も持たぬ視線を向ける少年がいた

(あんな奴ら助けても意味なんてないだろ、あんたのことなんて見てないぞ、あんたの力しか見てないぞ、あいつらのことだ報酬何て出さないだろうし、勇者ってやつは損しかしないんだろうな)

そんなことを思いながら少年は、勇者と村人たちから離れていった


勇者は村人から依頼を引き受けた時、この村人たちとは違う視線を向けられた気がして周りを見渡すと離れたところから一人の少年がこちらを見てるのがわかった

勇者から見るとその少年は服はボロボロ、体には擦り傷などの傷があるように見えた

そして何よりも印象に残ったのは目だ

その少年の目は黒くよどんでいて世の中に絶望して期待なんてしていないようだった

奴隷になった少年少女達がするような目だった

勇者自身としては気になったが

(俺には何もできない、俺には力しかないのだから...それにあの時の様なことは二度と犯したくない)

すまないと思いながら勇者は何もしなかった

ひとまず村長に案内されるがまま家に招かれ、明日魔物を討伐することになった

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