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悲嘆の追憶  作者: 捺魅
7/13

出席





席替え騒動から約一か月、校内では”佐城先生は新婚ボケ”なんて噂が多々広まった。


そんな噂も忘れられたころに、また新たな事件が勃発した。



「席についてー! 出席をとります・・・、相川」

「はい」

「安藤」

「はぁい」


いつも通りの日常のはずだった。


「水野」

「・・・・・・」

「水野?」


また、沈黙。


「先生、水野なんて人いませんよ?」


え!?


「え、でも、水野・・・、あれ・・・?」


もう一回、出席簿を見たが”水野”なんて名前はどこにもなかった。

数えてみると、三十九人。

どうやら全員いるようだ。


でも、何より怖かったの、自分が”水野”という人を知っている気がする。


いや、あれ・・・?


なんだろう・・・?


この感じ・・・・


知っている気じゃない・・・


俺は”水野”のことを知っている。


たしか、”水野里美(みずのさとみ)”、このクラスの俺の生徒だったはず。




ふと、前回の席替えのことを思い出した。





この状況で考えられること・・・



まさか・・・・







-----生徒が一人、減っている?-----













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