表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悲嘆の追憶  作者: 捺魅
4/13

最初の異変




「えー、みなさんお疲れ様でした。みんなの頑張りのおかげで、二位という素晴らしい結果がもらえて

、本当に先生は嬉しいです!」


わー!だの、きゃー!だの楽しい雰囲気が教室中に広がっていた。


このクラスは特に苛めもなく、みんな明るく人の気持ちをちゃんと理解している連中だと思う。


男子も女子も気を使うことなく自然に接している。



にぎやかなのは、とてもいいことだ。




・・・・・本当に?




あれ・・・、このクラスってこんなに静かだっただろうか・・・?




いや、そんなわけないか。




「先生? どうかしましたか?」

「あ、いや何でもないよ」


ちょっと疲れているのだろう。



「あ、先生! 今日、高野先生いらしてたんですよ!」

「そうか、みんなに会えるの楽しみって言ってたからなぁ」

「高野先生、奥さんって感じがしてた」

「先生の奥さんだからねぇ」



そこまではよかった。



「どうやってプロポーズしたんですかぁ?」

「あぁ、プロポーズは・・・・プロポーズ・・・?」



あれ、プロポーズした覚えがない。


いや、こんな大切なこと忘れてたまるものか!





そもそも、俺らどうやって、結婚したんだっけ・・・?








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ