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双子・姉妹の恋愛③

作者: cocoa777

翔太と愛菜が久しぶりに抱き合った夜、、。


夢みたい、嬉しくてたまらない愛菜。

朝早く愛菜が起きて、横で寝ている翔太の顔を見つめた。思わず涙がこぼれる。

やっぱり姉に譲ってあげよう。愛菜が翔太への置き手紙を書いて翔太の家を出て行った。

遅めに起きた翔太が置き手紙を読んだ、、。


「翔太へ、許して下さい。姉の愛子も翔太のこと好きなんです。

 どうか、愛子と付き合ってそして結婚して下さい。お願いします。さようなら」


「・・・・・・」翔太がショック。

いきなりピンポーンの音が鳴った。

愛菜だ。。玄関のドアを開けたら、愛菜でなく、愛子だった。


愛子「おはようございます。さっきね、妹の愛菜から電話が来たの。別れたんだって本当なの?

ごめんなさい、私からも謝ります。騙して、許して下さい」

 

「俺は、愛菜が好きです。愛菜しかいません。ごめん、」

「でも、愛菜の顔、私と同じでしょ。双子なのに、だめなの?]

「俺、愛菜を愛してるんです。いくら双子でも、

やっぱり愛菜は愛菜、愛子は愛子なんだから、ごめん、許してくれ」


愛子が泣き出して、「どうしてなの?愛菜の顔にキズがあるのよ

 私の肌、傷もなく綺麗でしょ、なぜなの?なぜなの、教えてよ、翔太]


「・・・いや、俺、最初から愛菜の顔じゃなく愛菜のなんとなく心なのか

 わからんが、、うまく言えないが、、やっぱり愛菜だけ愛しています。

 ごめん、俺のこと忘れて下さい。」


「いやよ!お願い!別れないで!」愛子が狂ったように、激しく泣いていた。

 翔太は、困った、、。「ごめん、俺、愛菜を探しに行くから、愛子さん家まで送りましょうか」


「愛菜は、どこか遠くに行ったのよ。 探しても無駄よ、もう帰るわ!」と言って、さっさと出て行った愛子。


翔太が愛菜を探しに出かけた。

以前、一緒に色々行った場所も探した。毎日毎日、愛菜を探し続けた。

愛子も、愛菜がどこにいるか、わからなかった。ケータイも電話しても通じなかった。

愛菜、どこに行ったんだろう。。


数日後、愛菜は、やっぱり顔の傷のことを気になって、、

手術を受けると決心した。傷だけでなく顔も整形する。

翔太に気づかれないために別人になろうと思う愛菜。


ある日、愛菜は、とうとう美容整形外科で、顔にお尻の皮膚から取り、

整形した。そして顔も変わった、別人のようにすっかり変わった愛菜。

愛菜が鏡を見て、、はじめて鏡が好きになる。

「愛菜の顔??綺麗になったわ。夢見たい、、」

嬉しくなった愛菜が、おしゃれをしたくなった。

色々服を買いまくり、、。ミニスカートもはくようになった。

真っ赤なリップクリーム。派手になっていく愛菜、、。


大きい帽子、マスク、サングラスもう要らない。。

顔が軽くなったわ。風って気持ちが良いんだわ。

ますます嬉しくなった愛菜、、。

愛菜が段々変わっていく。。


道で歩いたら、数人の男性からナンパされる。

初めての経験、、愛菜は、すごく嬉しかった。

小さい頃から、いつもナンパされる姉の愛子を羨ましかった。。

だから、愛菜には、すごく新鮮で嬉しくて夢のようでした。


愛菜の人生が変わった。

そして、ホステスになった。

男性から人気になり、指名が多くなり、忙しくなった愛菜。


翔太が毎日愛菜を探してたが、なかなか見つかってない。

自殺でもしたかなと心配になった。警察に届けもしたが、行方不明だった。

愛子は、翔太と結婚したくて、妹、帰って来ない方がいいと願ってる。

翔太がずっと来ない愛菜を諦めて、私と結婚してくれる日を待っている愛子。

妹から翔太を奪りたくて、、翔太からのプロポーズを待っている。


段々双子の姉妹の心が壊れていく、、。


愛子は、毎日翔太のいるマッサージ店に通う。

「愛菜、見つかったか?」「まだ、ずっと来ないと思うわ。待っても探しても無駄なのよ」

「・・・」翔太が黙ってしまう。

「ね、私、ここに残っていいの?]

「ごめん、、俺、出かけるから」

「いつまでも愛菜を待ってるの?いいわ。私、毎日通うわ、翔太のこと諦めません」


今夜、翔太が居酒屋に行って1人で飲んだ。

飲み終わって、帰ろうとする酔ってる翔太がホステスの看板を見る。

ホステスか、、気晴らしでも行くか、、軽い気持ちでホステスお店に入った。

「こちらへどうぞ~」明るい声、、

「はじめまして、奈々です。宜しくお願いします」

 奈々は、愛菜でした。

 愛菜は、翔太だと気が付く、でも、ばれないように必死で普通に話していました。

「奈々さんですね。昔の彼女、似ているな、なんとなくね」お酒飲みすぎて、、

ペラペラ話し始めた翔太、、。愛菜はびっくりした。ばれないかハラハラ焦った。。


まさか、翔太がここに来るなんて、信じられない愛菜。

「神様のいじわる、、なんで、また翔太と会ったの?」苦しくなった愛菜。

でも、逆、嬉しいような気もする。

「俺、行方不明の彼女探してる、奈々に似ているな、名前はね、愛菜と言うよ

 俺、姉の愛子なんか愛してないぞ、愛してるのは、愛菜だけだぞ」

 お酒酔ってた翔太が訳も分からなくおしゃべりしまくり。

「うん、」「そうですか」としか言えなかった愛菜。必死に声を変えようとする愛菜。


「愛菜のバカ、俺を捨ててどこに行ったんだろう、バカ!」

「・・・・」

「やっぱり俺、愛子と結婚してもいいかも知れないぞ、愛菜!」

「・・・・」

ドキとした奈々(愛菜)が「きっと愛子さんなら、あなたを守ってくれると思う。

結婚してあげたら、いいじゃない?]

「奈々ちゃん、良かったら、マッサージ店に来ないか」と奈々(愛菜)に名刺を渡した。


「わかったわ。機会があったら、行きます」そして、翔太と奈々(愛菜)が別れた。

次の日、酒冷ました翔太が、昨夜のこと、あまり覚えてなかった。

ホステスに行ったのは、覚えているが、、奈々の顔、あまり覚えてないが、なんとなく

以前、会ったような気もする。


俺の愚痴ばかり言って悪かった、謝りでも行こう。

ホステスの奈々に会いに行った。

仕事が終わり、またホステスのお店に行った。

「あ、翔太さんですね。どうぞいらっしやいませ」奈々がびっくりする。


「昨日はすみませんでした。今日も奈々ちゃん指名です。よろしくな」

「・・はい、わかりました」奈々が慌てる。

そして、翔太と奈々が長く色々話し合い、、一緒にお酒を飲んだり、、

奈々が翔太と一緒にいるのが楽しくて、、奈々が時々、翔太に聞いてしまう。


「ね、愛菜のことどう思う?可愛かった?どんな子なの?]

翔太から聞きたくて、、「可愛かったよ。ちょっと顔に火傷があって、でも、純粋で可愛かったな。」

「愛菜さんのお姉さんは?]

「愛子はな、美人で綺麗な人、でも、俺は愛菜の方が好きなんだ」


「でも、愛菜さんもういないと思うわ。愛子さんを愛してもいいと思うわ」

「・・・どうして、俺に勧めるんですか」

「きっと愛子さんあなたを待っていると思うわ。わかってあげてね」

「・・・・・」翔太が急に黙った。


「わかった。俺、また明日も来るよ」

「はい、、お待ちしております」

翔太を見送った奈々、、

それから、毎日のように、ホステスお店に来る翔太。

奈々も嬉しかった。でも、姉さんのこと気になるようになった。


最近の翔太、おかしいわ。仕事が終って、いつも出かける。

愛子は、気が付いた。

ある日、愛子が、翔太の後をついていってみた。


ホステス店に入った翔太を発見。

ショックだった愛子。なんで、ホステス??愛菜のこと、忘れたの?」

翔太が飲み終わるまで、愛子がずっと待ってた。

やっと翔太がお店から出てくる、奈々も一緒に出て来て、少し話し合ってた。

翔太の笑顔、生き生きしてる、、まるで恋をしてるような顔だった。


愛子は、怒った。いきなり、お店前に行って、

「翔太、どうしてなの?妹のこと忘れてるの?]

奈々(愛菜)もびっくりした。お姉さん!?

久しぶりに姉さんの顔を見れて、嬉しかった愛菜。


「愛子さんですね。いつも翔太さんからうわさを聞いております。

 もうすぐ結婚ですね。おめでとうございます」いきなり、、

翔太がびっくりした。愛子も、、でも、愛子嬉しくなり

「翔太、私と結婚してくれるの」

翔太「・・・」

奈々「そうですよ。さっきも翔太さんが愛子さんのこと話しておりましたよ」


「そうですか、ありがとうございます。誤解しちゃってごめんなさい」

翔太と愛子が一緒に帰った。奈々はほっとした。

でも、、やっぱりホステス店を出ていこうと、、

次の日、また奈々が消えた。


翔太がまた今夜、ホステス店に行ったが、奈々がいない事を知って、、、

なぜ、奈々まで消えたんだ。。

ますます傷ついた翔太、、。

やっぱり愛子と結婚しよう。。俺、疲れた。。

やけくそになった翔太がつい、愛子と結婚を決心した。


次の日、翔太が愛子を呼んだ。。

「愛子さん、結婚してください」

「あ、、翔太、、やっと、ずっと待ってたわよ。嬉しい」


そして、翔太と愛子が結婚しました。2人の新婚生活が始まった。。


続き→④へ考え中、ご期待下さい。









 








   



 

















 

 

 



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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか不思議な良さがあります。何だろう。 [気になる点] 文と文の間が、ちょっとざくざくしてるかなぁ~ [一言] なんか、おもしろかった。なんだろう、気になる作品。
2012/03/26 16:34 退会済み
管理
[一言]  今回も読ませてもらいました。  愛菜の自信の無さが生み出した物語。  でも、後悔は先に立たない。  わたしにも後悔している恋愛事があるので、相変わらず心にしみます。  そういえば、…
2012/03/24 19:25 退会済み
管理
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