表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人生をやり直しますか? 〜YES or NO〜 【みんなの心の中が読み取れる少女は、やり直し高校生活でやりたい放題です】  作者: 相賜 奏合


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/56

[13]

『高峰山ー、高峰山ー、ご乗車ありがとうございましたー』


自宅から乗り継ぎを繰り返すこと3時間、ようやく最寄りの駅に着いた2人。お日様は真上に陣取っていた。


駅を出て、真子はググッと背伸びをする。

「ふーっ、やっとタカミーについたー」


横目で真実を見ると、グッタリとしてキャリーバッグに寄りかかっている。真子の姿を見て冷めた目をしてくる。


「もーっ、まことー、テンションひーくーいーっ」

そう言って真実の頬を指でつんつんする。


しかし、仕方ない。

電車に揺られること2時間、ほぼ訓練に費やしていた。乗り継ぎで歩いている時も訓練である。精神をずっと使っている状態だ、疲れるのも当たり前である。


そんな状態の真実に真子は斜め上を指差し。更に衝撃の情報を投げつけるのである。


「さーっ!まことー、ここからあそこに向かって歩くよー」

真実は指差す方向を見て青ざめる

「は? マジか・・・・、どれくらいかかるんだ?」


真子は歩く気満々で屈伸をしている。

「うーん、2時間くらいかなー」


真実は絶望を感じながら周りを見渡す。

「バスとか、タクシーとかないのか?」

「あるわけないじゃーん、今から山登りだよ」


心が折れている真実を横目に真子は軽快に歩き始めるのだった。

「まこと、早くしないと日が暮れちゃうよー」

真実はずっしり重い体をゆっくりと動かし、ズリ歩く。


ーーーー


1時間後、まだまだ軽快に登り坂を歩く真子に対して、真実はギブアップ寸前だった。

真子はそんな真実を見て立ち止まる。

「ちょっと休憩しようか」


真実は汚れもお構いなしで、その場に座り込んでペットボトルの水を飲み干す。


そんな姿を見て、真子は一瞬不安な表情を浮かべる。


「まこ・・・・死ぬんじゃないかって思うな、失礼だぞ」

真実は息絶え絶え反論する。


「あっ、思ったこと伝わった? 大丈夫?もう、あと少しとか思ってるけど、まだ半分以上あるよ」


「半分以上・・だと・・・・」

真実はその場で大文字になって寝転ぶ


「まこと・・ちょっと体力無さすぎだよ」

「仕方ねーだろ・・1年も引きこもってたんだぞ」

「それ・・自慢にならないから・・」

完全にノックダウン状態の姿を見て、真子は肩を竦めるのだった。


(これは、到着が夕方になるな・・・・)


真子は、到着が大幅に遅れる覚悟を決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ