幸せな夢
僕とルティームが歩く一本道の廊下は、壁が大きな窓になっていて、その先には少し焦げた赤色気味のピンクの惑星が宙に浮いてゆっくり回っている。
体が痛い。頭もお腹も、いつものことだけど気持ち悪さにはどうしても慣れない。
ルティームがルギをちらりと見て、優しい声で言った。
ルティーム「やっぱり疲れてるかな?今日はもう寝て、明日にしよっか」
ルギ「あ、はい……」
アスターさんもそうだけど、ルティームさんも優しくしてくれる。
エマちゃんだっけ?あの子も優しいのかな?僕と同じぐらいの見た目だから、妹みたいに可愛がってあげたいな……
……僕も妹にもっと気が向けてたら、僕がもっと強かったら……。離れ離れにならなかったのかな?
ルティーム「ゆっくり休んでね」
知らぬ間に案内された部屋に入る。ふかふかしてそうなベッドが目に入ったかと思うと、僕はいつの間にかそのベッドに倒れこんでいた。
案の定ベッドは柔らかくて、触り心地も良くて、まるで溶けてしまいそうな気分になる。
これなら、いつも震えていた妹を抱きしめなくても、温かくて安心して眠れるだろうな……
そういえば妹の名前何だっけ?
はぁ……名前も忘れるなんて兄として失格だな。
顔も声も、もう覚えてない。自分と見た目がそっくりなことは知ってるけど……
もう少し……考えたいのに、あたまがぼんやりしていて……なにも、かんがえられない。
目の前にいるボクの妹は、肩に付くか付かないぐらいの黄色い髪をたなびかせながら、可愛らしい笑顔を僕に見せている。
鳥の鳴き声、川の流れ、生い茂ってる緑、ほんのり感じる魔力。
周りには僕たちと同じ種族、エルフが何人かいて、魔法を唱えたり、本を読んだり、音楽を奏でたりするなど様々なことをする人がいた。
妹は、小さな両手で僕の手を包み込んだ。
「お兄ちゃん一緒に遊ぼー!」
僕は彼女に笑顔を浮かべる。
「もちろん。なにしよっか?」
「えっとね、かくれんぼしよー!お兄ちゃんが鬼ねー」
「分かった、10秒数えるねー」
妹が、遠くに走っていくのを見守りながら僕は目を閉じてゆっくりと数える。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10!」
目を開けると繝ゥ繧、が不安そうに僕を見ている。
「どうしたの?お兄ちゃんに言ってみて」
「……お兄ちゃん、また莨壹∴繧九→縺?>縺ュ」
繝ゥ繧、の声が聞き取れない。よほど怖がっているのかな?
妹を安心させるように優しく抱きしめてあげる。
「大丈夫だよ。お兄ちゃんが守ってあげるからね」
「縺斐a繧薙↑縺輔>」
「私、讒伜ュが縺翫°縺励>。諢剰ュが縺ェ縺なって、隱ー縺九↓、謫阪i繧後※……」
繝ゥ繧、は僕を強く抱きしめて泣いてしまった。
僕は慰めるように背中をさすっていたら、目の前が真っ黒になった。
アスター「ステラ、今日は仲間を一人増やしたんだ。名前はルギ。黄色い髪をした少年さ」
アスターから送られたメッセージを見る。
ステラ「いいねーどんな子なんだろ?早く会いたいなー」
アレクの足音が聞こえてきたと同時にボクはスクリーンを閉じた。
全然投稿できなかったー
マジで体調悪い。学校も辛い。心に余裕がないようで、苦しい。
こんなんで社会に出れるのかな……