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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

短編小説

未帰還者(みきかんしゃ)

作者: とり
掲載日:2023/07/19

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 ・タイトルを変えました。(旧(きゅう)タイトルは、『スペースデブリ』です)

 ・内容は、旧タイトルの時と、あまり変わりません。






 西暦(せいれき)二〇二三年(ねん)。

 宇宙船(うちゅうせん)が大気圏(たいきけん)を突破して、地球(ちきゅう)から外界(がいかい)へ飛び出していくのは、もはや一世紀(いっせいき)ほどまえより大事(おおごと)ではなくなっていた。

 仮(かり)に失敗があったとして、ロケットが煙(けむり)を上(あ)げたのが、発射(はっしゃ)地点(ちてん)にもどってくるくらいなものだろう。

 テレビで見られるかぎりでは。


 宇宙は広い。

 そんな、茫漠(ぼうばく)たる空間(くうかん)にちらばる宇宙塵(うちゅうちり)を、スペースデブリと呼ぶ。そうした、機械の残骸(ざんがい)や星(ほし)のかけら以外にも、漂流(ひょうりゅう)するものはある。

 宇宙飛行士(うちゅうひこうし)。

 星(ほし)の海(うみ)へ飛び出した彼らのなかには、船内(せんない)で――または、船外(せんがい)でなんらかのトラブルがあり、無限(むげん)の空間にほうり出された者もいる。


 帰(かえ)り道(みち)を失(うしな)った彼らは、今日も科学の粋(すい)をあつめた宇宙服(カンオケ)のなかから、生命(いのち)の光の無くなったその眼(まなこ)で、永遠(えいえん)にたどりつけない故郷の星を、見つめつづける。








 ※このものがたりはフィクションです。


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 読(よ)んでくれたかた、感想(かんそう)を書いてくださったかた、ありがとうございました。



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