その43
瓦礫の店を退店した後
俺たちは宿屋に行った。
先程の問題を起こした一行と思われたくないので
飲み屋粉砕の件については話をしなかった
「だからさ直彦は行動が派手なんだよ。見事に親父を吹っ飛ばすからな」
「ナルカミさん。ここ受付ですので話題は選んだほうがいいかと」
「話題を選ぶ?何で?」
「何でも糞もないです。さっきの飲み屋粉砕一行が私達と思われたらまずいでしょう。」
「んなの問題ねぇよ。全ては直彦が悪いんじゃねぇか」
「なんだと?そもそもナルカミが金も無いのに焼き鳥を大量購入したのが原因じゃないのかよ?」
「そうです。明らかにナルカミさんが悪いと思われます。」
「直彦と天神はどうしようもないな。九頭龍はどう思う?」
「えーと、ナルカミさんが原因じゃないですかね」
「分かった!お前らどうしようもない奴らだな。救いようがねぇよ!」
「お客さん。何かトラブルでも起こしたのかい?」
「トラブルを起こしたのは直彦だ。俺は関係ねぇ」
「トラブルってさっきの飲み屋での事件かい?」
「当たり前だろ!他に何があるってんだよ」
「ナルカミさん。言葉は選んだ方がいいかと」
「話から推察するとあなた達が飲み屋で問題を起こしたようだね」
「だから俺は関係ねぇんだよ。俺は焼き鳥買っただけなんだ。直彦達が悪くてさ」
「もはやナルカミさんに同情の気持ちは湧きませんね」
「お客さんたち。宿屋には泊まれないよ。問題を起こされたら困るからね。」
「んだと!ナルカミどうしてくれんだ。俺たち泊まれないじゃねぇか!」
「おい、親父!俺だけは宿屋に泊めろよ。多少焼き鳥なら残ってるぜ」
「ナルカミ。裏切ったな!」
「あなた達は全員泊めないよ。さっさと帰らないと酷い目に遭うよ」
「酷い目ってどう言う事だよ?」
「なるほど。言葉はどうやら通じないようだ。用心棒降りてきてくれ」
「用心棒だと?」
すると上の階から誰かが降りてきた。
右手には剣を握っている
どうやら穏やかな雰囲気じゃないな
「お客さん。事情は知らねぇが帰ってもらうよ。それとも俺と闘うつもりか?」
「何で俺が闘うんだよ。勝負なんて俺が勝つに決まってんだろうが」
「俺が勝つだと?お前、人間だろ?人間が神である俺に勝つとは笑いもんだな」
「随分と自信がありそうだな。神が人間に勝つなんて誰が決めた?」
「俺が決めたんだよ!」
神が神速で剣を振り落とす
ナルカミ達が思いっきり吹っ飛ばされた
受付はたちまち混乱の嵐になる
「だから俺が勝つと言っただろうが!」
俺は神の後ろに回り込み黒魔術で吹っ飛ばした
神はたちまち黒焦げになる
「神の予言なんて当たらないんだよ。俺は神狩りをしてるんた。名前を言えよ」
「……神狩り?お前が佐藤直彦か」
「5秒以内に名前を言え」
「なるほど。とんでもない奴に出くわした。……プタハ」
神の腕輪が光りプタハは収納された
「親父。用心棒は居なくなったな」
「え?あ、はい。どうぞお泊まり下さい」
俺たちは無事に宿屋にチェックインした。




