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名前の強奪と支配  作者: 豊田直輝
40/55

その40

天気がだんだん荒れてきた

雨雲がみなぎってきてるんだ

「佐藤さん怪しい天気になりましたね」

「そうだな。どこかで雨宿りの準備したほうがいいか?」

「雨が降るんでしたらね」

「ちょうどいい。俺も足が筋肉疲労だから。」

「佐藤さんの足も筋肉疲労なんてあるんですね」

「一応俺は人間だぞ」

「そうでしたね。立て続けに神闘で連勝するんで人間なのかどうなのか分からなくなってましたよ」

「天神は全く闘ってくれないからな」

「佐藤さんが真っ先に飛び出すからですよ」

雨が降ってきた

だがたかが雨と思い歩こうとしたら

たちまちに土砂降りへと変貌した

「かなり天気が荒れてきたぞ」

上空ではゴロゴロ怪音が鳴り響く

その時目の前の木に落雷が突き刺さる

「雷が落ちたぞ!」

「かなりの巨大な雷でしたよ」

「まさか天神の雷魔術じゃないよな?」

「そんな手の込んだ事しませんよ」

よく見ると雷が落ちた所から誰かが現れた

「誰かいるぞ。雷に乗ってきたのか?」

徐々に姿が現れて来る

「お前が佐藤直彦だな?」

「何で俺の名前知ってる?」

「もうお前は有名人なんだよ。神を次々に従えてるだろ」

「俺が有名人?」

「神々の間でもお前は噂になってるぜ」

「あ、そう。でお前は何しに現れた?」

「神狩りの佐藤を倒そうと思ってな」

「なんか面白い展開になってきたな」

「面白い展開?お前は神に狙われるんだぞ」

「そんなの感謝しかないぜ。俺は神を探してるんだから神の方から来るのは大歓迎だ」

「なるほどな。お前の思考は歪んでるようだな。俺が矯正してやるよ」

「どうやって?」

「こうするんだよ」

俺に巨大な雷が叩き落ちた

あまりの雷鳴で地響きがなる

「不意打ちのつもりじゃなかったんだが勝負ありだな」

土煙がはれてくると俺が無事なのに神も気づく

「こんな程度の雷じゃあ俺は倒せないぜ」

「まさか俺の雷魔術だぞ」

「俺は雷魔術は使えないが似たようなものは出来るぜ」

黒魔術 暗黒神雷

黒い稲妻が神に叩き落ちる

先程の2倍の轟音と黒光が撒き散らされる

乱れた視界がクリアになると神は倒れていた

「まあ俺は雷魔術師じゃないんだがこの程度なら出来るんだよ」

「……黒い稲妻なんて聞いたことないぞ」

「俺のオリジナルだからな。お前名前を言え」

「……バステト」

神の腕輪が光りバステトは収容された

「佐藤さんも雷魔術使えるんですね」

「だから使えねぇよ。黒魔術だ」

立て続けに雷が落ちたので耳が少し痛い

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