その39
本屋の完全破壊により
本があちらこちらに町の道なりに散らばる
「佐藤さんは穏便に事を治めるのを知らないんですね」
「なんだ、穏便て?」
「荒立てずに平和に物事を解決するって事ですよ」
「そんなの無理だろ。俺は短気だからな。」
「短気だと早死にしますよ」
「100年生きれば充分だ。九頭龍は何歳なんだ?」
「9999歳です」
「本当かよ、それ?名前が九頭龍だからって適当に9を並べてるんじゃないの?」
「正確には俺にも分からないんです。数えてないんで」
「数えてないって言っても13歳とかじゃないんだろ?」
「さすがにそれは無いですね」
「ならいい」
町の人が集まってくる
「あんた凄いな!本当に人間か?」
「人間じゃないって言ったらどうする?」
「信じるよ。人間技じゃないからね」
「俺は人間じゃない。これで満足か?」
「やっぱり人間じゃないのか。そうだよな。神じゃなければこんな事は出来ないね。」
町の人達は散らばって行った
「佐藤さん。嘘ついてどうするんです?」
「いちいち本当の事言ってられるかよ」
「嘘つきだと死後、神界に来れませんよ」
「ここが神界だろうが」
俺たちは廃墟と化した本屋を後にする
すると後ろから声をかけてくる奴がいた
「おい、お前ら!」
「なんだ?」
「本屋の店主を潰したのはお前らだろ?」
「そうだ。本でも買いに来たのか?特別セールだ。落ちてる本を好きなだけ持って行っていいぞ」
「本を買いに来たんじゃねぇよ。店主とは仲が良かったんだ。お前、俺と勝負しろ!」
「佐藤さん。ここは私が行きましょうか?」
「いや、天神。俺がいく。こいつ生意気だからな。」
その時ものすごいスピードで俺にボディーブローを放ってきた
目で追えないスピードだったので俺にクリーンヒットする
「まずは1人片付いたな……ん?何故倒れない?」
「スピードはあるようだがこの程度じゃあれは取れないぜ」
俺がものすごい勢いでボディーブローを相手に放つ
たちまちに相手は吹っ飛び壁に衝突する
俺は歩いて奴のところまで来た
「……お前、本当に人間か?神である俺が赤子扱いだ」
「人間だよ。人間の中にも優秀な奴がいる事を覚えておけ。さて名前を教えてもらおうか?」
「……ネフテュス……」
神の腕輪が光りネフテュスは収納された
「意外にコイツ速かったな」
「神ですからね。侮らない方がいいですね」
「霊力を纏っておいて良かったよ」
ナルカミが遠くから駆けてきた
今までどこに行ってたのか




