その27
俺たちは町に入る
まずは靴と服を新しくしたい
沼地に入ってすっかり汚れてしまったからだ
「かなり汚れてしまったな。」
「いっその事、服を着るのを辞めたらどうだ?」
「そうしたら公衆猥褻物陳列罪になるだろうが!」
「少なくとも俺は服を着てないぞ」
「それはナルカミが精霊だからだろ」
俺と天神は新たな身につける物を購入し始める
九頭龍は元々大きな龍神の為、服などは着ていない
「九頭龍。俺たちは服なんて見ていてもしょうがないから飯でも食べに行こうぜ。」
「そうですね。俺も服なんか眺めても自分が着る訳じゃないから興味が湧かないです。」
九頭龍とナルカミはレストランに入る
「九頭龍。いっぱい注文しろ。ここは俺のおごりだ」
「おごりってナルカミさんは金持ってましたっけ?」
「侮るなよ。3000くらいは持ってる」
「なら大丈夫ですね。たくさん頼みましょうか」
ナルカミはウエイターを呼んだ。
「早く来い。俺は注文したいんだぞ」
そうするとウエイターが瞬速で現れた
あまりの速さの為、九頭龍は警戒した。
魔力霊力探知をすると凄まじい霊力を感じる
「おい、ウエイター。ひよっとしてお前は神じゃないのか?」
「ハハハ。お客さん、お目が高いね。たしかに俺は神だよ。」
「神なのにウエイターなんてして珍しいな」
「あー俺は借金があってね。金が入り用なんだよ。」
「俺とナルカミさんは神を探す旅をしてるんだよ」
「神を探す旅?あ、そう。それは結構な事で。俺と会えて良かったな。」
「神と会う事を目的としていない。神を従える旅だ」
「不穏な事を言う奴だな。俺と闘うつもりなのか?」
「大人しく従うなら闘う必要もないんだがな。」
「あ、そう。俺の霊力を見破ったご褒美に見せてやろう。この剣は惨憺罪人丸。一級品の剣だ。俺の霊力が込められているから破壊力が抜群の代物。これを目にしてもまだ俺と闘うつもりなのか?」
「残念だが俺は剣に詳しくないんでね。」
水魔術 水深輪転
レストランが水浸しになる
「お、やるってのか?」
神が剣を薙ぎ払う
こじんまりとしたレストランが斜めに一刀両断される
九頭龍の召喚した水により神の動きが鈍くなる
九頭龍の水には魔力が込められているからだ
そこに佐藤である俺が現れる
天叢雲剣 蒼天惨劇
天地を揺さぶるような斬撃が神に直撃する
神は沈んだ
「……急に乱入しやがって。俺は龍神と闘っていたんだぞ……」
「そんなの知るかよ。俺は神を集めているんだ。名前を言え」
「名前なんて言ったらお前に従う事になるだろうが。……そうかあの龍神の主はお前か」
「そうだ。名前を言うか死ぬかの2択だ。」
「くそっ……セクメト」
神の腕輪が光りセクメトは収納された。
辺りは一面の水浸し
九頭龍の水魔術は範囲がデカいからな。
俺と天神は新しい服装を購入した。
「今から風呂屋行くぞ。泥を洗い落とすんだ。」
俺たちは風呂屋に向かう。




