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名前の強奪と支配  作者: 豊田直輝
25/55

その25

俺は目が覚めると不思議な空間にいた。

あれっ?俺は宿屋で寝てたんじゃなかったか?

周りをよく見るとナルカミと天神、九頭龍もいる

「俺たちは宿屋なら泊まっていたんだよな?なあ九頭龍」

「そうですね。ここは異空間と考えた方がいいでしょう。」

「真っ白な世界で遠くまで見渡しても何もないぞ」

「知らぬ間に神の生み出した異空間にひきづり込まれたかもしれませんね。」

とりあえず真っ直ぐに歩いてみる

15分程歩いてみたがやっぱり何もない。

歩いてもしょうがないので俺は地に寝そべった。

「佐藤さん。歩きましょう。ここにいても埒があきませんよ。」

「言い方が適切じゃないな。歩いても埒があかないが適切だろう。」

「佐藤さんは諦めてしまったんですか?」

「とりあえず今は歩きたくない。」

「では私はちょっと先まで見てきます。」

天神が1人で先まで歩き探索する

そうすると天神は魔力探知で巨大な魔力を感じた。

「私の探知範囲に神がいる事が分かったぞ。」

そのまま魔力の感じる方に歩を寄せると

そこには1人の神がいた。

「この世界に私達を引きずり込んだのはお前か?」

「そうだ。何か問題でもあったか?」

「問題があったかだと?問題しかないじゃないか」

「パーティーはうまい具合に分散されたようだな。複数人で現世の人間を含め交えて闘っては勝ち目が薄いからな。」

「なるほど。佐藤さんと私が離れるのを待っていた訳か」

「そういう事だ。何故か現世の人間が飛び抜けて強かったからな。」

「私なら倒せると踏んだのか?」

「そういう事だな。ハハハ」

雷魔術 天地雷鋒

巨大な雷が神に叩き落ちる

激しい雷ではあったが神は大きな盾で防ぎノーダメージ

「私の雷魔術で無傷だと?」

「俺の盾は雷神の盾だ。全ての雷魔術を吸収する。雷魔術というのはこう使うんだよ。」

雷魔術 空鷹雷振

天神はモロに雷を受けて倒れる

「やっぱり大した事なかったな……」

黒魔術 珠原辰徳

瞬速の黒魔術が神に直撃する

神は地に沈む

「……現世の人間いつの間に……」

「あんな巨大な雷が落ちてきたら嫌でも気づくだろ」

「……くそっ。雷魔術が誤算だったか……」

「神。名前を言えよ」

「……コンス」

神の腕輪が光りコンスが収納された

それと同時に真っ白な世界から解放されて

元の宿屋に空間移動した。

「天神、深手を負ったか?」

「1日休めば大丈夫です。神の自己治癒能力は高いですから。」

天神の回復の為にもう1日宿屋に泊まる事にした。

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