その16
俺たちは宿屋に泊まり翌朝出発した。
「佐藤さん。神との連戦で疲れませんか?」
「俺?まあ多少気を張るかな。」
「そんな程度なんですかね。」
「まあそんな程度だ。俺の場合、魔力と霊力が身体から漲っているから回復が早いんだ」
「なるほど。基礎能力が高い上での回復力なんですね。」
「そういう事だ。」
俺たちは歩いていると目の前に大きな階段があった
「この階段とてつもなく大きいですね。」
「ああ、神が通る為に大きいのかもな。」
「階段は下に続いているようですね」
「ちょっと降りてみるか。周りを見渡しても何もないしな。」
俺たちは巨大な階段を一段一段俺降りていく
階段の1番下まで辿り着くと目の前は巨大な都市だった。
「これは地下都市ですね。」
「地下にこんな世界があるとは驚いた」
「直彦。ちょっと行ってみようぜ」
ナルカミが一目散にに都市に突入した。
俺たちはゆっくり歩いていると
遥か遠くにナルカミが見えるがどこか穏やかじゃない光景が見える。
400メートル先のナルカミが武装した2人組に連行されている
「佐藤さん。ナルカミさんにトラブルがあったんじゃないですか?」
「ナルカミめ。何やってるんだよ。ちょっと面倒臭い事になったかもな。」
俺たちは早歩きで前方に進んでいくが連行されてるナルカミが見えなくなってしまった。
「まずいな。ナルカミがどこに行ったか分からなくなってしまったぞ。」
「この都市を支配している人の法律にナルカミさんが触れたのかもしれませんね。」
「地下都市の支配者か。となるとやはり神かな?」
「支配者はおそらく神でしょうね。神を探しますか?」
「そうしよう。あのーすいません。神はどこにいるんですかね?」
俺は周りの人に尋ねた
「あんた、よそ者かい?神様の居場所なんて宮殿しかないじゃないか。」
「宮殿?どこにあるんです?」
「この道をまっすぐに1000メートルだよ。」
「ああ、あの宮殿ですね。どうもです。」
「天神。とりあえずあの宮殿に行ってみよう。ナルカミが法律に触れたのなら神と交渉すればなんとかなりそうだ。」
俺たちは宮殿に入ろうとするが門番が邪魔をするので
黒魔術で作った檻の中にぶち込んだ
宮殿の中は全て金で出来ていた。
「この宮殿建設はかなりの黄金を使っているな。」
「派手な神なんですかね。」
「お前たち何か用か?」
「俺たちは宮殿の神に用があって来たんだ。」
「私は神様の側近だ。何用か?」
「俺の精霊が武装した奴らに捕まったんだ。どこに行ったか知りたくてね。」
「精霊?ああ、さっきの奴か。この都市では危険生物である精霊は捕まえる事になっているだ。」
「精霊が危険生物だと。そんな訳ないだろう。」
「君たちはよそ者かな。この都市が何故地下にあるのか知らないようだな。」
「何か理由があるのか?」
「私たちの都市はかつて地上にあったが精霊に滅ぼされたんだよ。」
「そんな事情知るかよ。精霊ナルカミは俺の分身なんだ。返せよ」
「それは無理だな。」
俺は魔力の圧で神の側近を吹っ飛ばした
「……お前ら力づくって訳か」
俺たちは宮殿の間に入る
強烈な魔力を持つ神がいる
「俺に会うには側近を通さないと会えないはずなんだがな。」
「側近なら吹っ飛ばした。」
「手荒な真似までして何の用だ?」
「精霊ナルカミはどこにいる?」
「精霊?なんで精霊の事が気になる?」
「精霊ナルカミは俺の分身なんだよ。」
「精霊なら宮殿の地下に全て収納している。だがお前たちは辿り着けないぞ」
「何でだ?」
「俺を目の前にして生きていけると思うなよ。」
神が詠唱を始める
どうやら魔術を使うらしい
光魔術 蓮斬レーザー
光速の魔術が俺にぶち当たる
だが俺は魔術防壁をかけているのでダメージは軽減されている
「俺のレーザーで倒れない奴は初めてだな。」
光魔術 蓮斬レーザー
と同時に俺も黒魔術を繰り出す
2人の魔術がぶつかり合う
魔術の圧力が拮抗する
俺は魔力の底上げをした。
俺の黒魔術が光魔術を押し込んでいく
「まさか……俺の光魔術が押し負けている……」
神に黒魔術が強烈に直撃した。
勝者 佐藤直彦
「精霊ナルカミは地下にいるんだな。」
「奪い返すのか。やめておけ。神界の為に良くないぞ。」
「良くないかどうかは俺が決める。今から地下に案内しろ」
俺たちは神の案内で精霊ナルカミを解放する
「直彦。やっぱり来てくれたんだな。」
「当たり前だろうが。ナルカミに死なれたら困るんだよ。さて神よここからが本題なんだ。」
「本題?精霊を解放した上でまだ何かあるのか?」
「お前の名前を教えろ。」
「俺を支配する気か。」
「ああそうだ。それともここで死んでいくか?」
「……アペプ」
神の腕輪が光りアペプは収納された。
とりあえず一件落着だな。
俺たちは地下都市で食事を摂った後、地下都市から出発する




