その14
俺たちは次の町に着いた
そこでは町の人々が地に倒れている
「なんだ?町の人間が倒れているぞ」
「不吉な町ですね。」
その中でもフラフラになりながら倒れていない人間もいた
俺はその人に聞いてみる
「この町に何かあったのか?」
「何かあったかって?問題ありありだよ。」
「問題ありって何なんだ?」
「1ヶ月前から突如として神が現れたんだ。なんでも疫病を研究している神らしくてね。俺たちのような町の人間が疫病の実験材料にされているんだ。」
「じゃあここで倒れている人達は皆、疫病で倒れているのか?」
「そうだ。俺も長くない。倒れる日々が待っているだろう」
「疫病の特効薬とかはないのか?」
「そんなものあっても関係ない」
「なんでだ?特効薬があれば救われるだろ」
「神はいろんな疫病で俺たちを実感材料にするから仮に1つの特効薬を作った所でまた新しい疫病を生み出すんだからな。」
「佐藤さん。これはそうとう腐った神ですね」
「おっさん。俺たちがその神を退治してやる。」
「退治するって言ったって相手は神だぞ」
「大丈夫だ。神の居場所さえ教えてくれれば退治してやる」
「奥にそびえる塔の天辺に住んでいる」
「なるほどな。行くぞお前ら」
俺たちは塔に到着すると門番が2人いた
「神様の塔に何か用か?」
「何か用かだと?周りを見てみろ。町の人が次々と倒れているじゃないか。これを見て何が用かだと?」
「これは神様の尊い実験なんだ。お前らに神様の深い真意など分かりはしない。」
「道を開けろ」
「何だと?不審な奴ら目。張り倒してやる」
「天神。対応しろ!」
雷魔術 天地雷鋒
巨大な雷が門番2人に叩き落ちる
門番は黒焦げになって地に伏せる
「よし道が空いたな。塔の天辺まで行くぞ」
俺たちは塔の1番上までエレベーターで上がる
そこには1人の神がいた
「何者だ?お前ら」
「お前に名乗るほどの者ではない。」
「神界なのにお前の頭に光輪がないな。現世の人間か……後ろの2人は神のようだな。」
「この2人の神は俺の舎弟だ」
「神のくせに人間に従っているとはな。傑作だ!」
「こいつら俺らを侮辱してますね。」
「まあ待て九頭龍。ここは俺がやる。」
「なんだ、戦闘するつもりなのか?」
「当たり前だろ。その前に町の倒れている人の為の特効薬を準備しろ。」
「何故俺が町の人間を救わねばならない?」
「少なくとも神であるなら人間に迷惑をかけるな」
「甘い事を言ってるんだな。ここは神界だぞ。神界は神のみが住む世界であるべきなんだ。神界に人間がいるだけでうんざりする。」
「なるほど。戦闘は避けられないな。」
神が疫病の薬品を放ってくる
俺は見事に避けたが九頭龍が直撃した
「九頭龍。なにやってる!」
「すいません。佐藤さん。俺は毒に侵されたようです。」
「アホな九頭龍め。」
神が詠唱を始めた。魔術の溜めをしてるのか?
詠唱が終わる前に仕留めてやる
俺は天叢雲剣で空間を薙ぎ払う
空間がたちまちに両断されて衝撃波が神に直撃する
「くっ……あと3秒で詠唱が終わるところを」
天叢雲剣 奈麻乱舞
凄まじい剣技が塔で炸裂する。
塔の至る所が両断される
「それは天叢雲剣……天地を揺るがす剣を何故人間が持ってる……」
「苦労して手に入れたんだよ。殺されたくなかったら特効薬の在り方を教えろ」
「特効薬なら机の上にある緑の薬品だ」
「それともう1つ。お前の名前を教えろ。教えなければここで命を絶つぞ」
「とんだ疫病神だな、いや人間か。アテン」
その時、神の腕輪が光りアテンが収納された。
「直彦。無事に戦闘に勝利したな。」
「ああ、あとは特効薬を町の人に渡すのみだ」
九頭龍が町の人達に特効薬を渡した所、町の人達は蘇り始めた
俺たちは感謝された。
お礼に謝礼金を受け取って欲しいと言われたが
俺たちは既に十分な金を持っているので辞退した。
次の町へと歩を進める




