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LOSER

作者: 悠紀

結婚しているイコール幸せとは限らない。しかし、結婚している人の方が周囲の人々の理に適った生き方をしている。それは今も昔も変わらない。そんな世の中だ。

中学校時代は、何も壁はなかった。毎日の出来事や恋や将来の夢を、深く深く語り合った女友達。疎遠になっていたここ最近、急に彼女から連絡があった。彼女が薦めてきた矯正下着の勧誘をやんわりと断ると、彼女の反撃が始まった。

「あなたの年齢で実家暮らしだなんて、恥ずかしいと思わないの?」「どうせ毎日暇なんでしょ?」等々、彼女の発する言葉の端々から痛いほど感じた。私は馬鹿にされていると。

最後に彼女は言った。「自由で良いよね」と褒められても、それは嫌味にしか聞こえなかった。結婚して子供もいる彼女と、独身街道まっしぐらの自分。いつの間にこんなに厚い壁ができてしまったのだろう? 将来を誓った恋人がいるというなら話は別なのかもしれないが、今はいない。けれども夢見ていた仕事をして、毎日楽しく過ごしている。という訳でもない。確かに、どこをどうとって考えても、私はLoserだ。でも馬鹿にされる生き方はしていない。これだけは胸を張って言える。

近頃、親戚の集まりで聞かれる事と言えば「結婚は?」「彼氏は?」などと、そればかりだ。犯罪を犯した訳でもないのに、どうしてこんなに肩身の狭い思いをしないといけないのだろう。結婚していないと負けになるのだろうか。 そもそも、負けや勝ちを制定するのは誰なのだろう。

もし自分が逆の立場でも、私は人が傷つく言葉をむやみやたらに吐いたりはしない。自分が誰よりも忙しく、幸せだなんて、厚かましく思ったりもしないだろう。母からの教えの通り、日々を後悔しないように楽しく生きているし、いつも自分の事のように助けてくれる親友達がそばにいるからだ。

自分らしく幸せに生きるのが、何より大切だと思う。だって勝ちや負けを制定するのは自分なのだから。確かに周囲の人達の理に適った生き方をしている訳じゃないかもしれないが、負けてはいない。こんな私だけど、誇りを持って前を向いて生きているから。そんな自分が誰よりも好きだから。

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