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RiER  作者: 凍路木
3/4

新団員 綿の心情

つい先日新団員が増えたのでその子でちょっと書いてみました。

前回の話とは全くつながっていません!

今回の舞台は、オルクスオンライのAサーバーガレリア王都です!

(二次創作としているので一時創作物の設定をそのまま引用し、変えないため詳しい描写は一切しておりません)


メイン

 綿。


登場

 ジン Ri-yann 歌月 摂氏 sakune

[Ri-yann:ギルドRiERギルメン絶賛募集中!レベル強さは問いません!興味がある方は噴水前にいる黄色い綿棒に話しかけてね!]


ん?……なんで綿棒ですか?!?!


今迄、特に意識もせずに流していたはずのシャウト(同じフィールドにいるプレイヤー全員に送信される)の文字に私が目を止めたのは、おおよそ勧誘の文字と綿棒の組み合わせを生れて初めて経験したからじゃないでしょうか。


しかも黄色いみたいですし……。


取り敢えず、行ってみましょうか。興味本位、ゲームなんだから面白さを求めてなんぼじゃないですか!

というわけで、噴水付近まで足を進めてみます。


 ホラーゲームのようにすくむ足で恐る恐る、とは言いませんが。


……。


黄色の綿棒があると聞いて、見つけやすいんだろうなーくらいには思っていた私ですが、それは私の予想をまぁ、軽く超えてくれます。


金色のタイツって……。


しかも初心者が必ず会話しないといけない序盤のNPCのよこで踊ってるし……。初心者の人たちも近づきたくなのでしょう、可能な限り離れてNPCと会話しているようです。


いや、私も近づきたくないですけどね! あんなの踊ってたら!


おっと、何故か裏にそそくさと移動していっているようです、やっと恥ずかしくなったのでしょうか。


そんな感じで安心したのもつかの間、また綿棒が踊り始めました。なんだ癪ですがネタに走ってるのモロ解りなのに、つい笑ってしまいます。


よくよく見れば、というか金綿棒がインパクトが強かったのもありますが、わらわらとRiERのギルメンさん達がいた事にやっと気が付きました。


金タイツほどに危ない人は見受けられないようですけど……あ、でもあの紫のでかい銃持った人はしきりに白髪の男に弾丸打ち込んでますね、多分あの人はきっとヤバい人です。


付近にいるプレーヤーの情報は自由に閲覧できるという、この時の為にあるような機能を使って早速綿棒率いるRiERの人たちのレベルを拝見したのですが。


うわっ、無駄に高いっ!!


ほとんどがレベル90越え……(私が70ちょい)


何なんだろうこの人たち……そう思っているとsey(近くの人だけに伝わる会話手段)が聞こえてきたので、耳を傾ける事にしました。


「摂氏:徹子の部屋――――」

「sakune:るーるる、るるるるーるる、るるる、るーるーるーるーるーるる」

「Ri-yann:徹子さん、徹子の部屋からRiERの部屋に引っ越してきませんか?」


 早速絡みだすRiERメンバーをみて不良に絡まれる人ってこんな感じなんだろうなーなんて、温かい目で見守っていた所。


 なんと金綿棒が二体に増えたのです。綿棒が増殖しました。


 そして遠方から更なる綿棒(♂)がやって来て。わいわいと蠢いています。


 そんな賑わいに少しだけ、憧れたのかもしれません。きっと楽しいだろうなとか、目の前の変態の方々を見て不覚にもそう感じてしまいました。


見ていた所をタイツに見つかり私は勧誘を受けたのでした……




 結局、二本の綿棒挟まれたりなんかして、私は今変態ギルドに入っちゃってるわけですが。これだけの変態を従えるギルマスが以外にも普通の方だったこと、結構雑談が盛り上がる事、ギルドでミッションに行き力を合わせて戦えること、そういったてんで今は割と楽しく変態の一員としてやっていけてます!


 メンバーに感化されたのか、自分を出せるようになってきたのか、当初はカッチカチだったのに最近はちょっとウエイっ! みたいなスタンスになれましたし。


 いつか、金タイツを着たいと、自分から思い日が来るのかもしれませんね!


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