NEETは使い魔(NEET)に昇格したようです。
クトゥルフ神話TRPGのGMを友人達とやるが為にオリジナルシナリオ用意していたらこんなに時が空いていたでござるの巻。
次回からはもう少し早く書こうと決心した作者がおります。気が向いたら読んでやってください。
さて、ここからは下らない余談です。
先程話にあったオリジナルシナリオについて話してみようかと思います。
このセッションはデビルサバイバーというゲームの世界観をお借りして進行形で製作中です。因みにまだ一日目も作り終わってなかったりする訳ですが。
いやー、オリジナルシナリオって作るの難しいですね。その場のノリで作ってやると言ってしまいましたが、流石にこれはヤバイ。作り終わらん。
NPCもモリモリ出てくるし完全にNOUKIN STILEだし。どうやってSANチェックさせようかもどの神話生物を出そうかも思い付かないし……。
なんか良いアイデアがあったら教えてくださると嬉しいです。
いずれTRPGをやっている物語とか書いてみたい私がいます。
「失礼します。
例の方をお連れしました」
「お、よく来たね。待ちくたびれたよ」
誰よアンタ。こんな見た目からして女子力高そうな人なんて知り合いにいないんだけど。
「知ってるわけないじゃないですか。私達の部隊の直属の部隊の中隊長なんですから。ここの部隊のNo.3の方なんですよ」
そーなのか。興味ナシ。
「初めまして、田崎蓮次郎さん。第6機動中隊中隊長の茅原エリカです。まぁ、明後日くらいには異動なんだけどねー」
「ちょっと待て。色々と突っ込みたいところがあったがまず聞かせてくれ。
何故俺をここに連れてきた」
「あぁ、それ?
なんとなく、かな?どんな顔とか見たかっただけ。特に深い意味はないよ?」
「なんとなくって……」
どうせそんなこったろうと思ってたよ!全然悲しくなんかないよ!
「あ、そうだ。田崎さんの保護責任者ってもう決まってるの?」
「いえ、まだ募集中ですけど……」
えっ、俺誰かのヒモになるの?いい歳こいた男が誰かのヒモになるとか男が廃るだろ。第一、俺みたいなニート誰が養うんだよ。
「じゃあ、私が引き取ろうかな!」
「……うん?」
どういう風の吹き回しだこりゃ。
「なんとなく?」
「ですよねー。で、本音は?」
「自分の部屋に帰っても誰もいないくて寂しいから誰でもいいから同居人が欲しかった。あとお情けで」
ふーん……
「まぁいいか。お情けでも拾ってくれるならそれに越したことないし、なんか大河内さん並に美人だし」
「び、びびびびび美人って、それ私の事!?」
それ以外に誰がいると。大河内さんも綺麗だけど俺的には茅原さんの方が好みなんだよね。長い髪大好き。
「大河内小隊長、申請書を取り寄せなさい。今すぐ!」
「は、はいっ!」
大河内さんがパシられたようです。
で、なんでそんな簡単に踏ん切りついたのよ?
「今まで周りから美人とか言われたことなかったし……」
全く、見る目ないな男共。誰がどうしたらこんな美人を放っておくのか小一時間問い詰めてやりたい。
◆◇
「でさ、これからどこ行くん?いきなりどっかの施設に飛び入り参加して放置とか?」
「本部で貴方の保護に関する手続きの申請をするんだよ。
あ、これからは下の名前で呼んでね。名字とかむず痒くなるから」
下の名前、とな?確か……
「マリカーさんだっけ」
「赤甲羅はやっぱりチートだと思う。名前違うけど」
「エリンギさんだっけ」
「私のお父さん、それ嫌いなんだよね……。名前違うけど」
「あぁ、わかった。
エロティカさんだ」
「違うよ!?エリカだよエリカ!」
わかったから揺らさんでください。無性に吐きそうだから。
「すみませーん、書類の手続きをお願いしたいのですが……」
「それでしたら、あちらの階段を登って2階に上がってすぐの部屋になります」
「ありがとうございます」
教えてもらったことだし、さっさと2階行きますか。
さっき本部とか言ってたけど何の本部なん?
「ライム王国軍の本部だよ。軍人用の役所の役割もあるんだ」
「因みにどーでもいいけどこの国強い?」
「弱いかな」
「やけにあっさり断言しますねあーた」
聞く話によるとまず量が足りないとか。今はどこも戦う気はないようだが、いざ戦争が始まったらまずこの国が落とされるだろうと巷で噂されてるほどらしい。
「兵士の練度は高いんだけどね。ただ兵士の量と仲間の魔物の質と開発部が……」
「問題山積みじゃね?」
「そうなんだよねー……。
うちの開発部、まともに仕事してないから今は2世代位前の武器使ってるんだ」
「凄く余裕そうな感じに聞こえるがどう考えても言ってることがどこかおかしい件。これじゃ下手しなくても第一次世界大戦時の日本軍で今の日本の自衛隊とガチで戦って対等に渡り合えるっていう捉え方ができる。恐らく現代兵器に武器をシフトするだけで世界征服も夢じゃない。
つか今までそれでよく戦って来れたなおい」
「まぁ燃費の問題だからね。私の場合、戦っても魔力は余るくらいにはあるから問題ないけど。
で、第一次世界大戦って何?」
「そんなことも知らんのか最近の若者は。これだからゆとりは。
そうさね。簡単に言うとドイツが世界中からボコられた戦争のこと。被害者はポーランド」
「……ドイツ?……ポーランド?」
この人は日本人の一般常識がかなりかけ離れているようである。歴史の授業サボってたん?
「え?単位は全部5だよ?」
「ダウト」
そんなわけあるか。単位がアベレージ5とかふざけてんのか。単位ギリギリでやっと卒業した俺に対する侮辱か。
「本当だよ!?これ本当の話だよ!?」
わかったわかった。わかったから耳元で騒がないでください。
◆◇
「なんで書類出すだけなのに面接するのさ。
良いじゃん、面接なんて。帰ってもいいですか」
「ちょ、田崎さん!そんなこと言わないの!
すみません、うちの使い魔(仮)がご迷惑を……」
「いえいえ、お気になさらず……」
(仮)とかいらないんじゃないかな。どうせなるんだし。
「さて、じゃあ面接始めますね。まず軽く自己紹介をお願いします」
「ライム王国軍第6機動中隊中隊長、茅原エリカです」
「あの、自己紹介は使い魔(仮)さんの方だけなんですけど……」
あんたの名前くらいは知ってると思うんだ。ここに来たときからチラホラ聞こえるくらい有名らしいし。
「ほら、早く自己紹介しなよ!」
「うっす。
田崎蓮次郎、22歳。独身。
オッサンの話を聞いて気づいたらいかにも培養液が入ってそうなカプセルの中に入れられていました。今後の目標は中隊長様の紐になりつつオッサンを見つけ出して殴り飛ばすことでーす。以上」
……沈黙。なんで押し黙るし。
「……茅原中隊長、悪いことは言いませんからその使い魔(仮)手放した方が良いですよ。今なら使い魔育成所に紹介状書きますから」
お願いですからそういった話は俺のいない所でやっていただけませんかね。何なのその汚物を見るような目。
「だ、大丈夫です!彼はそこまで悪い人じゃないと思いますし!ねっ!田崎さん!」
「んまぁ、いきなりナイフ振り回したりとかはしないからその辺は大丈夫だろ。一応ある程度の常識は弁えていると自負してるし。基本人畜無害ですはい。
てかあんたさっきどういう意味で言われたかわかってないだろ」
「えっ?」
本当にわかってなかったのかよ……。
◆◇
まぁなんやかんやで面接も終わり。
「今から隊舎戻って食べるの面倒だし、今日の夜ご飯は外食にしよっか!どこか希望はある?」
「和民」
今日一日でイミフな事を大量に言われたから疲れた。こういうときは居酒屋でビールでも飲んでリラックスするに限る。
「和民って……何?」
「最近の若者はそんなことも知らんのか。これだからゆとりは。
二十歳になったばかりの若い奴等がフラりと適当な所に立ち寄ってバカにならないレベルの金額を請求されて困るよりは金額もたかが知れている大規模チェーンの方がエリカさんのお財布の為になるだろ常識的に考えて。
てか大規模チェーンの店の名前くらい知っとけよと」
この調子じゃ、サイゼリアすら知らなそうだな……。あんたどんだけ温室育ちなのよ。ゆとりってレベルじゃねーぞ!
「もういいよ、あそこの居酒屋で。取り敢えず早く酒飲みたい」
なんだか先が思いやられそうである。