猫を愛でる
決して、正統派でもないと自覚しております。
猫の詩をいくつも描きました。
正しいか、まちがってるかはともかく。
猫のいぢりかたに、それなりの心得があるつもりでした。
背中を撫でたり、のどをこしょこしょやるのはもちろん
・しっぽのまんなかや、1/4ほどの先端寄りをつまんで、さきっぽをふりふりさせる
・おしりをさわる
・肩甲骨のとんがりをたしかめて、背骨のラインをなぞる
・あごの下のふかふかを楽しむ
・「かかと」のふかふかも楽しむ
・おはなの湿り気をたしかめる
・ざらざらの舌でなめてもらう
・おひげをつまんで、根元におしこんでやって、口もとを歪ませた表情を見る
・肉球を押して、爪をにょきって飛び出させる
・両手を手でうけてもちあげてやり、猫が半立ちになったところを、さらにのけぞらせてころばせる
・甘噛みされる
・耳を、直接でなく、くちびるごしに甘噛みしてやる
・あおむけにして、ふかふかのおなかに顔をうずめる
・ジッパーつきの服に、顔だけ出してジッパーをしめて、とじこめる
・以上の扱いへの非難を、甘んじて受ける
こんな楽しみかたをして、猫との時間を堪能していたのですが。
それを詩に、フレーズとして入れ込むと。
「私もやる」との声が、あちらこちらから!
ふむ、私はそれなりの上級者だったつもりなのですが(汗)
猫好きには、基本〜応用技くらいだったようですね。
奥義にはほど遠い。
ちなみに、猫愛で初心者さまへ。
猫を首のうしろをつまんでもちあげようとするなんて、ぜったいにやってはいけませんよ。
あれは、手を抱くのに使えない母猫が。まだ体重のごく軽い、仔猫中の仔猫をもちあげるときの方法です。
猫の正しい(と、私が思う)もちあげかたは。
人間の赤ちゃんと同じように抱いてやることなのです。
・親指と他の指のあいだにVの字をつくった両手をそれぞれ、猫の脇のしたにいれて、「高い高い」の要領で抱く
・片手で抱くときは、親指と他の指のあいだにVの字をつくった手を、両脇のしたに、胴に渡すようにいれて抱く
・お姫様抱っこ
手を脇のしたにいれて抱くときは、猫の下半身がにょーんとのびて。それ自体も、可愛いのですが。そのときの猫の「あ、こいつのばしやがったな」って顔がたまんなく好きなのです。
ちなみに、あんまり仲良くない猫に。はじめにあげた、猫の愛でかたリストにあるやつをやると、怒られます。
デートで、手もつながずに、いきなりキスするようなものですから、あたりまえですね。
(恋愛経験が乏しい私が言うのも、なんですが、汗)
だから、まず。
☆猫の耳のうしろのふくらんだところを、指の腹でかりかりしてやる
そこからはじめましょう。
耳は、猫どうしでも噛んだりして、じゃれあう場所——だとおもいます(ほんと?)。
急所ではなく、しかも、自分で舐めることができず、毛づくろいがしにくい場所。
猫のハートをつかむには、ここから攻めるのが猫好きの(てゆうか、私の)定石なのです。
仲良くなりたい猫がいるかたは、ぜひお試しを!
もちろん、これで仲良くなったからといって。はじめにあげた、猫の愛でかたリストにあるやつ、すべてやらせてもらえるわけではありません。
あいての嫌がることを強要しては、いい関係がつくれないのは、やはりデートといっしょですね。
(恋愛経験が乏しい私が言っても、説得力ないですが、大汗)
猫の耳のうしろをかりかりやって、いい関係をつくり。
猫をたくさん、堪能するあれやこれやを赦してもらえれば。
あなたはやがて、猫愛で初心者を卒業できることでしょう。
このさきは、あなたの猫愛で道を歩んでください。
ちなみに、気づいているかたも多いと思いますが。
猫の愛でかたリストには、さいごに
・以上の扱いへの非難を、甘んじて受ける
と、あります。
嫌がることを強要しない?
そんなこと、私、言いましたっけ???
てゆうか。
ちょっと、迷惑がられるくらいのほうが楽しいんだぁあ。
あ、迷惑そうな顔してる♡
すっごく可愛い♡
もうちょっと、もうちょっとだけ……。
がりっ!!
猫からしたら、迷惑な猫好き(汗)