表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TSって良いよね(タイトル変更予定)  作者: ばななマン
自殺は1人でやりましょう
3/4

月の泉の女神たち

会話だけの上にめっちゃ短いです。ごめんなさい。

「…さあ、次はなにをして遊びましょう」


――うーん。そろそろ飽きてきちゃった。


「そうね。もうずいぶんたくさん遊んだもの」


――そうだね! えっと、いち、じゅう、ひゃく……400年ぐらいだっけ?


「うふふ。正確には、453年ね。まあ、細かい数字なんて気にしなくてもいいのだけど」


銀に輝く満月が映る泉の上で、ボートを漕ぎながらそんな会話をする姉妹が一組。


――たしか月姉ぇと会ったのもこんな満月の日だったね!


「あら、そうね。あの頃の貴女は、何をするにも無気力で大変だったわ」


――むー。たしかに、いろいろ迷惑かけちゃったよね…。


「…別に気にしてないわ。貴女に周囲の気を配るような(ココロ)の余裕が無かったのは事実なんだから」


――でも、そうなったのは私の自業自得で……。


「はい! この話はおーわり! 暗い話ばっかりしてたら悪魔がくるわよ! もっと明るくいきましょう!」


――そうだね! ありがとう! 月姉ぇ!


「いえいえ。……話は変わるけど、今日、貴女に妹ができるわ」


――ええ!? なんでもっと早く言ってくれないの!


「…しょうがないじゃない。さっき決まったんだから」


――早く準備しないと! 月姉ぇ! 一緒に花畑に行こう!


「落ち着きなさい。それと、私はその子に会ってくるから、一緒には行けないわ」


――ちょっと! 月姉ぇだけずるい! 私もいっしょに行く!


「駄目よ。貴女が一緒だと、きっと悪戯に壊してしまうわ。それに、今は不安定だからなおさら会わせるわけにはいかないのよ。貴女も妹が消えてしまうのは嫌でしょう?」


――むー。たしかにそうだけど…。納得いかない!


「まあ、どれだけ待っても300年もしたら安定するわ。その時は一緒に遊べるから、大丈夫よ」


――じゃあ、それまで外で運動しておくね。


「あら、最近はずっと家の中の遊びばかりだったのに、心変わりしたの?」


――お姉ちゃんになるなら、外での感覚も取り戻しておかないとね! それに、ちっちゃい子は外で遊ぶのが大好きだし!


「あらあら、すっかりお姉さんね。その調子で、私のお手伝いもしてくれると嬉しいのだけど…なんて」


――……う~~。頑張る! 妹に不甲斐ないところは見せられないからね!


「おお~! お姉ちゃんは嬉しいわ! 大好きよ~!」


――ちょ、ちょっと月姉ぇ! 苦しい…。


「もう離さないわよー! 何があっても一緒なんだから!」


――わ、わかったから! ほら、妹を迎えに行くんでしょ! 遅れたら泣いちゃうよ! 速く行ってあげて!


「……そうね。じゃあ、帰ってきたらお手伝いができているかの確認をしっかりしますからね! きちんと戸締りするのよー!」


――はーい! いってらっしゃーい!

投稿遅れてすいませんでした。反省はしていますが後悔はしていません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ