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肩から生えた髪の毛は、きっと間違えて生えちゃったんだと思う #4

 そして翌朝。

 すっきりとした目覚めに、すこぶる快調な体。今なら苦手な跳び箱の側方倒立回転跳びだってできそうな気がした。

 そんなわけで、今朝のクララは珍しく時間に余裕があった。ゆっくりと身支度を整え、部屋を出る。

 一階から別棟へと続く廊下を歩いていると、遠くにJJが見えた。

「JJ〜」

 窓を開け、手を振りながら名前を呼んでみる。

 JJは一瞬足を止めてちらりとこちらを見たが、すぐにスタスタとどこかへ行ってしまった。

「なんだよ、薄情者め……」

 ひとりごちる。

 空を見上げると、灰色の雲が遥か向こうまで続いていた。

「なんか雨降りそう……」

 窓を閉め、そのまま別棟を抜けて、本科棟の自分のクラスに向かう。

 今日は一限目からクララの苦手な数学だ。

 ガラガラと教室の扉を開け、自分の席に腰を下ろす。

 鞄から譜面を取り出し机の上に広げる。

 机の手前に鍵盤を思い描き、指先をそっと落とす。

 脳内で再生されるピアノの旋律を口ずさみながら、ふと大事なことを思い出した。

「……昨日出された数学の宿題、やってないや」

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