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プロローグ 

何も考えずどこまでかけるかやってみようと思います。

幼い頃から剣を握っていた。


父も母も俺には居なかった。

山奥の小屋に1人きりだった。


罠を張り、幼子でも取り回せる少し長めのナイフの様な剣を使って獲物を狩った。


食べられる植物も分かった。

だから、色んな植物を採って食べた。


食べる為に火を起こさなければならない。

生のまま食べると腹を下す。

それだけならまだいい。

時には生だと意識を失うような植物もあった。


だから俺は手の平から火を出した。

水も大事だ。

でも、川までは遠い。

遠くの川から幼い身体で水を運ぶのはなかなかにキツい重労働だ。

それにやっぱり川の水は腹を壊すことがある。


だから俺は手の平から水を出した。


大きな獲物を捕らえる為に手作業で罠を仕掛けるのは難しい。

だから俺は地面に大きな深い穴が開くようにイメージして手の平を地面に向ける。


甘い果物がなる木が元気がない。

元気になってまた美味しい実をつけるように木に手をかざした。


すばしっこい獲物に気付かれ無いように見えない風の刃を手の平から飛ばした。


空を飛ぶ獲物を落とす為に雷を落とす為に手を振り下ろした。


眠れない夜に本を読むのに灯りが欲しくて部屋に明かりを浮かべた。


獲物が沢山獲れたときは腐らないように凍らせた。


自分より強い者が近づいてくると怖いから自分の生活エリアを覆うように幻影を浮かべた。


剣を振れば遠く離れた木も切り倒せるようになった。


家にあった本は全て読んでしまった。


本に書いてあったことは出来るようになった。


収納、鑑定、色々な属性の魔法、剣を使った技もだ。

最近は森の中全てを回っても自分より強いものはいない。


自分にできる事がもっとあるのではないかと思う。

このままここに居ても新たな成長は無いと思う。


だから俺はこの森を出ようと思う。


俺は人という種族のはずだ。


森の外には村があり、町があり、国があり、世界が広がっているらしい。

そこには俺と同じ人が沢山いるみたいだ。


外にはどんな強い奴らが居て、どんな知識が待っているのか。

楽しみだ。


明日、明るくなる頃に森を出る。


とりあえず、この小屋の中の物は全て持っていこう。

明日が楽しみだ。






彼女はこの物語の主人公。

彼女の住む森は凶悪な魔物が住む森。

彼女が読んでいた本は賢者の書き記した書物。

彼女が鍛えた剣技は剣聖の指南書に従って覚えた剣技。

彼女の常識は本に記された事柄だけ。

こんな危険生物が人の領域に現れたらどのようなハプニングが起こるのか。

それはまだ誰も知らない。

俺っ娘でした。

そのうち矯正されてしまう最初の方だけの属性

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