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【余録】獅子さんと鷲さんの説明書。

二前【にのまえ】

神域を害する魑魅魍魎と戦うだけでなく、神職の補佐として他の神社や行政の人との打ち合わせも行う。

文武両道な長兄として、相方の陸奥や筆頭獅子の五十嵐と共に獅子たちをまとめ上げている。

彼の前では八幡や天祥も大人しくなる。自分に厳しく一路邁進。

弟たちにも厳しくしたい訳でもないが、余所見している余裕が自分達にはないことをよく知っている。

ひよこだって世話出来るなら置いてあげたいけれど。小さい人だって構いたいんだけれど。

瑞宮は頑張ってて偉い。失敗して凹んだりする暇が有ったら訓練だ。

甘えや緩みを許さない熱い闘志を内に秘めた冷徹な獅子。

なのに加賀見さんが仕様もないちょっかい掛けてくるんです。あれ、誰かなんとかしてよ。


陸奥【むつ】

獅子達の中で最も大柄。二前と双璧をなし、甚大なる火力で敵を討ち滅ぼす実直な獅子。

その実、凄く内気で恥ずかしがりや。自ら近寄ってはこないけど、構ってあげると喜びます。

結果的に飴と鞭の飴の方を担当。ニノには嫌な役ばかりやらせて悪いなって思ってる。

どんと構えているので鈍重そうに見えるけど、身体は柔軟で動きは俊敏。

大一番でも、絶体絶命のピンチでも、慌てず確実に火球を叩き込む安定性には定評があります。

遊ぶ子獅子達を眺めてゆったりしているのが好き。側に小さい人がいるともっと良い。

抱っこしてると暖かいんです。ナデナデされると気持ちが良いんです。

後、可能であれば日々のお風呂はお湯が良い。水風呂でも仕方ないけどさ。

毛並は白と青で異なるにも関わらず、無比刀と一緒にいると「お父さんですか?」って聞かれる。

そんなに似てるかな?


五十嵐【いがらし】

獅子たちを率いる咲零神社の筆頭霊獣。猪突猛進。止められるもんなら止めてみろ。

討伐に出れば、いの一番に敵の鼻っ柱に一発かまし、トレーニングに出れば、先頭を駆けて獅子たちを引っ張る。

勢いがあるのは良いんだけど、ありすぎて時々、周囲がついて行けない。

後ろを振り返ったら、誰も居なかった。何、トロトロしてるんだ、彼奴ら。

弟たちの面倒も見るんだけど、以下略。純粋な攻撃力とは別の意味でも破壊力抜群。

何時だって真っ直ぐで一生懸命なのは皆、知ってる。だから黙ってついていく。

でも、偶にはもう少し後ろを振り返って! 兄ちゃん、速すぎるよ!

これと決めたこと以外は多くを気にしないので、身だしなみが怪しい。

鬣なんて、ちゃんと洗って梳かして邪魔にならなければ、若干乱れててもよくない?

八幡は細かすぎると思います。


翔士【とし】

単純な物理攻撃や獅子達が得意として扱う火弾だけでなく、防御結界や破魔の魔法も得意とする青毛。

同じく青毛の仁護と一緒に敵の攻撃を防ぎます。

討伐中は気合入れて頑張るけど、神社の中では気が抜けているのか若干緩め。

時々、湊にくっついてきた天祥にまで怒られ、飛びかかられる。

彼奴、ちょっと生意気じゃない? 良いけどさ。

しかしながら、天祥に言わせれば「トシ兄ちゃんが弱いのが悪い!」らしい。

それでも、目の前をちょろつく豊一と一緒に面倒見てやる。

小さいから多少、礼儀知らずなのはしょうがない。兄ちゃんだから、我慢してやらなきゃ。

そして再び飛びかかられる。

いい加減、色々ガツンと行くべきかも知れぬと思い、ガツンとやれるなら何故やらぬと逆に文句を言われる。


護矢【もりや】

直接邪鬼と対峙し、抑える五十嵐が前衛。

少し後ろで周囲を見ながら、火弾を叩き込む陸奥が後衛であれば、間を上手に調整する中衛。

獅子達の中では少し小柄で、若干火力は控えめながら小回りの効いた身軽な動きで敵を撹乱。

隙間を確実に埋め、陣形を守る。

勇猛な獅子達の中では比較的呑気でお調子者の面も。

ハロウィンの仮装で兄ちゃんの真似をしたら怒られました。仮装は皆やってたのに何故、自分だけ?!

璃宮の虎が良かったのに、何か理不尽。

朗読や話をするのが上手なので、子獅子たちにねだられるも実はそろそろネタ切れなんです。

誰か良い話を知りませんか。逸信の期待に満ちた目が辛い。

三葉、何かそっちで面白い話ない? ないの? もー 誰か助けてくれないかなあ。

ネタを探してウロウロ歩いていたら、はぐれ邪鬼を見つけて大騒ぎしたことも。結果オーライ。


湊【みなと】

ただ爪を振るって戦うだけでなく、場の流れを読み、神術を扱うために隙が出来がちな青毛の獅子たちの補佐や、司令塔である神職からの指示を周囲に浸透させる伝令役もこなす頭脳派。

周囲からの信頼も厚いが、自分としてはまだまだ、これから。もっと経験を積みたい。

しかしながら、うっかり神社きっての甘えん坊に懐かれてしまったがために、邪魔されまくり。

愛が精神的にも物理的にも重い。遊ぶのは良いけど、しがみつかないで欲しい。

これ幸いと他の奴らまで数匹纏めてかかってこないで欲しい。やるなら、プロレス以外の遊びにしようぜ。

大体そこまで余裕もないし、下手したら元気な弟に抜かれちゃうじゃんと焦った時期も。

でも、大事なのは皆で勝つことだと割り切る。魑魅魍魎はどうやっても倒さなきゃ。

自分を押さえられるのは大人だから。でも、うちの弟たちはそろそろ自重して欲しい。


仁護【じんご】

強固な防御結界で巨大な化物をも確実に抑える青毛の獅子。頼れる守備の要。

あまりに頼りがいがあるので、年上にまで冗談混じりに兄貴扱いされることも。

実際、霊獣の成長は個人差があり、如何仕方のないことだけど。

成長が早く、幼少期が短かった所為で、皆、忘れてるけど。

俺、鬣生えている中では最年少だからね。

それどころか誤差の範囲とは言え、八幡や璃宮のほうが年上だからね、実は。

何で彼奴ら、のんきに子獅子やってるんだよ!

自分の役割をきっちり理解しているからこそ、神社全体で防御力の低さが多々指摘されるのが悔しい。

どれだけ強くても一人では出来ることが限られる。故に皆で協力することの大切さをよく知っている。

だから、子獅子たちの成長が実は人一倍嬉しい。頑張れ、巳壱、頑張れ、無比刀。

あと、豊一、そろそろシッカリしなさい。フォローできるのも限度が有るから。


三葉【みつば】

育った咲零神社を巣立ち、今は東北の竈門神社に属する臙脂色の鷲。

空中からの高く広い視野と、猛禽類ならではの高スピード且つ直線的な移動で、獅子とはまた異なる正確無比な攻撃と鉄壁の防御網を両立させた出来る霊鳥。

身体の構造上、他種族とのコミュニケーションは思念波に頼るべきであるが、無口なので殆ど使わない。

咲零の境内に迷い込んだ理由? それ、言わなきゃ駄目なやつ?

ここの霊気、美味しいから出来ればずっといたかったんだけどね。

でも、外で自分の力を試したかった。霊鳥としての技術や連係も学びたかった。

獅子たちと同じ様に身体の維持の殆どを霊気に頼るも、肉や魚など一般的な食事も多少摂る。

反面、鉱石は食べられない。粉にしても駄目。気持ちだけ受け取っておきます。


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