登りたい。
龍脈、地脈など呼び名は様々だが土地が持つ力には流れがあり、場の浄化や動植物の繁栄など良い影響を与える場合は神域と呼ばれる。
この神域を管理する神社には大概、霊獣が所属している。神社付きの霊獣は眷属、神使とも呼ばれ、神域を守る存在として尊ばれる。
人と同じ程の知能を持つ彼らはただの獣とは異なるが、子供はやはり子供であって、小さい時は結構手が掛かる。
一口に霊獣と言っても様々だが、うちの神社では御神体の分身として雄獅子が生まれる。稀に青い毛並みも出るが、基本はどれも純白の獅子。必要に応じて石像となり、生身と使い分ける彼らは西洋ではゴーレム、ガーゴイル型と呼ばれるそうだ。
魔力や霊気と呼ばれる太陽の光や大地から溢れるエネルギーを吸収していればよく、嗜好品としても口にするのは水や鉱石等。
魚や肉などを必要としない彼らが狩るのは、地脈や地域の平和を乱す邪鬼や怨霊。知能は疎か自我すら持たず、理由もなく他を傷つける化物を討伐するため、日々のトレーニングは欠かせない。大人の獅子は勿論、子獅子のうちから爪を研ぎ、身体を鍛え、瞬発性を高めるべく、彼らなりに努めている。
では、具体的に何をするのかと言えば、木に登り、ボールを追いかけ、兄弟とプロレスをし、追いかけっこしながら庭中を走り回る。言ってしまえば普通の子猫と同じだ。霊獣とは言え、子供はそんなものである。
雀やネズミ、カエルなどを捕まえてきて、自慢そうに見せに来ることもある。その時はおやつ代わりの鉱石と交換してやり、犠牲者の手当をし、逃してやるのも宮司の仕事だ。神職と霊獣、お互いに大切な神域を管理する者としてどうなのかと疑問に感じる時もあるが、何処の神社も似たようなものらしい。
1千年ほど前の大戦で国そのものが転覆し、混乱のさなか、“正しい形式”など失われてしまった。それまで住処を分けていた様々な種族が混ざり、異なる価値観が多く存在する中で、一つの考え方に固執すれば争いの元にもなる。
大体、それらしい。それだけで十分と成った今、業務の適正など考えるだけ無駄であろう。
兎にも角にも、うちの子獅子は食べもしないくせに小動物を捕まえてくるし、大概怪我をしているそれを無視する訳にもいかないのだ。
そもそも今昔変わらず、凡俗から見れば神に等しい力を持っているからと言って、神聖で尊いものかはまた別だ。良くも悪くも威力の優れたものを「神」とする我が国の考え方からすれば、時々手紙を配達しに来る知人だって、能力値を考えれば十分神であり、あれが神ならうちの猫も十分尊く、その世話だって神聖な職務と言える。
いや、猫じゃなかった。うちの霊獣は獅子です、白獅子。
そんな役体もないことを考えてしまったのは、昨今繰り返されてる惨事のせいだ。
日課である境内の掃除を終えたところへ飛び込んできた悲鳴に呼び出され、駆けつけてみたが、幸いにして大事には至っていなかった。
かと言って、放置しておくわけにもいかない。なるべく早く解決しなければと理解しつつも、気が遠くなるのを感じる。足元をオロオロと走り回る兄獅子たちの頭上で、それは悲鳴を上げていた。
『誰か、助けて! 降りられないよう! 助けてぇ!』
楠の枝にしがみつき、にゃうにゃうと情けない悲鳴を上げているのは、聞かん坊の小さい子獅子。
「またか、天祥。」
『あっ、じいちゃん! 助けて! 怖いよう! 早く助けてぇ!』
こちらに身体を向けた弾みで枝が大きく揺れ、悲鳴が大きくなった。
どうやら、身体を支えきれない細い枝まで進んでしまい、戻れなくなったらしい。只の子猫じゃあるまいし、登る前に気が付かないのかとは思うのだが、それを言っても解決しない。
しかし、どうするか。枝が折れる前に救出しなければいけないが、あの位置は梯子で届くだろうか。頭上3から4mだから、ギリギリいけるか。
「良いか天祥、動くなよ。絶対動くなよ、梯子持ってくるから!」
『早くしてぇ! じいちゃん、早く助けてぇ!』
ミャアンミャアンと母親を探す迷子の子猫のように、子獅子が鳴く。
その声に呼ばれたかの如く、魔物はフラフラやってきた。
「何、やってるんだ?」
『あっ、加賀見の兄ちゃん!』
「良いところに来た! 助けてくれ!」
タイミングよく現れた黒髪に黄色い肌、蒼い瞳とアンバランスな外見の郵便屋、加賀見は何かと手先が器用だ。
これ幸いと助力を請えば、状況を把握され大袈裟に溜息をつかれた。それでも彼は天祥に左腕を伸ばし、救いの手を差し伸べてくれる。
「しょうがねえな。頼むわ、グレイプ。」
何も知らなければ只人にしか見えない郵便屋の左腕から、銀色の紐がスルスルと天祥に向かって伸びていき、子獅子をぐるぐると何重か括り掴んだ。
そのまま加賀見の胸元まで降ろされ、抱き取られた子獅子は安全を確保すると、大喜びで彼に頭と言わず、体中をこすりつけた。
『兄ちゃん、ありがとう! あと、いらっしゃい!』
ぐるぐる喉を鳴らして甘える天祥に続き、他の子獅子たちもわらわらと足元に群がり、頭をこすりつけて感謝と歓迎を伝える。
「来て早々、すまねえ。助かった。」
「いや、むしろ丁度良かったな。我ながら良いところに来たわ。」
手間を掛けた謝罪と礼を伝えれば、加賀見はどうということはないと肩をすくめ、抱えた子獅子の頭を撫でた。
「何事もなくてよかったな、テン坊。」
『本当だよ。怖かったよ。』
さも被害者であるかのように天祥は言うが、そもそもの発端はこいつにある。
加賀見から受け取る際に首根っこをつまみ上げ、叱りつける。
「天祥。お前、じいちゃんが言いたい事がわかるか?」
『うーん?』
わからないらしい。
ならば言って聞かせよう。
「天祥。これで今週3回目だぞ。お前が木から降りられなくなるの。」
『そうだっけ?』
「そうだよ! まだ今週は半分残っているのにだぞ!
あれほど注意しろと言ってるじゃないか!」
『うーん? テンちゃん、注意してるよ?』
釣り上げられたまま、困った顔で首を傾げる子獅子の足元で、兄獅子の陸晶が呟く。
『因みに先週は6回だよ。』
これを聞いた加賀見が吹き出した。まあ、仕方がないと思う。
「マジか。ちょっと多すぎないか?」
クククと忍び笑いを零す加賀見の足元で、他の子獅子たちが同意の声を上げた。
『そうなんだよ。
テンちゃん、眼を離した隙にどんどん上まで行っちゃうんだよ。』
『ボクは駄目って止めたんだよ。でも、テンちゃんは聞かないんだよ。』
逸信と瑞宮が困った顔でみゃあみゃあ鳴き、陸晶が口周りをぺろりと舐めた。
『ハチ兄も、怒ったんだけどね。』
「それでも登るのを止めないのか。ある意味、ガッツあるなあ。」
一回り大きい兄獅子の八幡にまで叱られて尚、諦めない根性に驚いた加賀見が眼を瞬かせ、天祥は偉そうにギャウと吠えた。
『そうだよ! テンちゃんは頑張んの! 天辺まで登んの!』
最近、木登りが出来るようになったのが、嬉しくて仕方がないのだ。手足をばたつかせて登れることを主張する。
「天祥。じいちゃんは怒っているんだぞ。」
新しい遊びに夢中になるのは分かるが、騒ぎを引き起こした者の態度ではない。
ふんすふんすと鼻息荒く偉ぶるのを睨みつければ、流石に不味いと思ったのか、天祥はしょぼんと大人しくなった。
『じいちゃん、ごめんなさい。でも、大丈夫と思ったの。』
「そうだな。この前も、その前も、そのもっと前も大丈夫と思ったんだよな。知ってる。」
『ごめんなさい。』
四肢を力なく垂らし俯く子獅子の姿に、溜息が自然とこぼれた。今は全身で反省を示しているが、これは何時まで持つのだろうか。多分30分。下手すれば10分持たない。分かってる。
それに反省どうこういう問題でもない。
あくまで他人事と言わんばかりに加賀見が呟いた。
「ま、子供のすることだからな。」
木登りは彼らの大事な遊びだ。登りたがるのを怒っても仕方がない。諦念と共に子獅子を地面に降ろせば、天祥はそのまま悲しそうにちょんと座り込んだ。
瑞宮が早速近寄って、落ち込む弟分を舐めて慰めてやり、陸晶と逸信もそれに続いた。
『でも、テンちゃん落っこちなくて、良かったよ。』
『そうだね。落っこちたら痛いもんね。』
頭を擦り付け合い、今更ながら安心したのか、子獅子たちはミュウミュウ鳴いた。
痛いで済めば良いのだが。このようなことを繰り返していれば、何時か大事に繋がりかねない。怪我をすれば可哀想な目に合うのは天祥自身だ。
「本当だぞ、天祥。今まではじいちゃんが間に合ったし、今日は加賀見が助けてくれたが、何時もそうとは限らない。
細い枝に登ったら駄目だ。怪我をしてからじゃ遅いんだぞ。」
『うん……』
登るのが悪いのではない。しかし、安全には気を配らねばならない。ゆっくり言い聞かせば、耳を力なく横に垂らし、天祥はみゃうと鳴いた。
落ち込んで俯く子獅子を聞かん坊主が珍しいとからかいながら、加賀見が楠を見上げる。
「けど、随分上まで登ったな。
普通、子獅子は2mも登れば満足するもんだろ。」
「そうな。あの高さまで登るとしたら陸晶ぐらいかな。
八幡ですら最高5mだったしな。」
獅子は元々、ネコ科にしては木登りが得意ではない。実際、他の子獅子たちは低いところで登ったり降りたりを繰り返すだけで、必要以上に高い所へ登ろうとしない。
天祥がいた位置を眺めながら深く考えずに答えれば、加賀見はケラケラと声を出して笑った。
「ハチと他のを一緒にしたら駄目だろ。」
この場にいない八幡は獅子達の中でも特に身が軽い。
木登りも得意で、少し前は誰も登れない高さまで登り、自慢そうに尻尾を揺らしていたものだ。
「そう言えば、ハチはもう登らないのか?」
あいつがちび共を見張ればよいのではと言われたのに、首を横に振る。
「流石にもう無理があるし、当人も飽きたらしい。
木登りは子供の遊びだって馬鹿にするようになった。」
「それもそうか。じゃあ他の奴……瑞宮はどうして止められないんだ?」
得手不得手とは別に、木登りは子供のうちしか出来ない。体重に耐えられる枝がなくなるからだ。うちの獅子は見た目よりもずっと重い。
自分の説明に納得し、別案を述べる途中で加賀見は首を傾げ、足元の子獅子たちを見回した。
今、この場にいる四匹の中で一番年長の瑞宮は天祥と仲が良く、何時も一緒に遊んでいる。お前がちゃんと注意してやれば済む話じゃないのかと言われ、瑞宮は尻尾を振り回して不服を唱えた。
『ボク、危ないから駄目って止めたよ!』
弟の面倒はちゃんと見ていると主張するが、その声も尻尾もだんだん勢いをなくしていく。
『でも、テンちゃんは平気平気って、ちっとも聞かないで、ボクが登れないところに行っちゃうんだよ……』
瑞宮は体長約50cmと天祥より一回り大きく、その分、重い。それに木登りが得意ではない。まだ小さく身軽な天祥に着いていくのは難しく、止めるに止められないようだ。
それならばと逸信と陸晶を見やれば、二匹とも顔をそむけた。
『ボクも、テンちゃんが行くところまではいけないなあ。』
『ハチ兄と瑞宮が止めても聞かないのに、ボクには無理。』
逸信は申し訳なさそうに耳を伏せ、陸晶は素知らぬ風で顔を拭う。逸信は瑞宮よりずっと上まで行けるが、小柄な天祥と同じようには登れず、陸晶は初めから諦めている様だ。
『それに、あんな細いところに行かれたら、どうにもできないよ。』
顔を拭い終わった陸晶は首を軽く横に振り、言われて見上げた枝は確かに細い。仮に後を追っても枝が揺れるだけ、下手をすれば折れてしまうだろう。
「結局、お前が兄ちゃんの言うこと聞かないのが悪いんじゃないか。」
改めて加賀見にも叱られ、不貞腐れた天祥は毛を逆立てる。
『だって、大丈夫だと思ったんだもん!
テンちゃん、木登り上手だもん! 落っこちないよ!』
「でも、大丈夫じゃなかったんだろ。」
フウフウ唸る子獅子の勝ち気はマイナスばかりではないのだが、また似たような事を引き起こすのが目に見えているだけに困る。
郵便屋も呆れて肩を落とした。
「何度失敗しても諦めない、その根性は買いだと思うけどな。」
「小柄な方が有利とは言え、天祥の歳であそこまで登れるのは大したもんだからなあ。」
普通は高さに躊躇して、登れない。
加賀見が言うように、聞かん坊子獅子の根性は相当なものだ。それは間違いないのだが。
「他のちびは、まだ木登りを初めてもないんだろ?」
「ああ、巳壱と燦馳が木の下でちょろちょろしてるくらいだ。」
「むしろあいつら、外に出てくるんだ。ダンボールから出ないのかと思った。」
「いやいや、出てくる出てくる。
巳壱なんかは一生懸命瑞宮の後、追いかけたりしてる。」
天祥と同じく幼い、まだ子供部屋を出たり入ったりしている子供達のことを交え、話しながら思う。
木登りは子獅子の遊びであると同時に大切な訓練の一つ。登りながら平衡感覚を養うのも、四肢を鍛えるのも大事なことだ。
必要な判断力が備わっていないのは、まだ天祥が幼いから仕方がないとして、何とか、安全に遊ばせてやれないものか。
「なあ、天祥。どうして降りられなくなるんだ?」
原因がわからなければ対策も取りようがない。
まずは経緯を聞いてみれば、子獅子は悲しそうに首を傾げた。
『わかんないよ。
天辺目指して登ってるうちに、気がついたら怖いところにいるんだよ。』
うん、その目標が悪いんじゃなかろうか。
上を目指すことばかりに気を取られ、他のことが疎かになっているのだろう。
「じゃあ、足元が少しでも怪しいと感じたら、上に登るのをやめろよ。」
そんなの、基本中の基本だろと加賀見が言う。
しかし、天祥は即座に拒否した。
『嫌だよ! そしたら、天辺まで登れないよ!
テンちゃんは、一番上に登りたいんだよ!』
一番大切な足場の悪さを気にかけていない。これは駄目だ。
一気に眼の前が暗くなるのを感じるが、ここで負けるわけにはいかない。
「そんな、何も天辺まで登らなくてもいいだろう。
真ん中あたりで遊べばいいじゃないか。」
適当なところで抑えるべく提案するも、前足でとんと地面を叩き、天祥は鼻息荒く言い放つ。
『駄目だよ! だって、登るんだったら一番上じゃなくっちゃ!
真ん中も一番下もおんなじだよ!』
尻尾をピンと張った子獅子の主張に真面目な顔で加賀見が頷いた。
「心意気は、立派だな。」
「ああ、心意気はな。」
問題はそれが安全性を伴わないことだ。
「どうすんの、これ?」
「どうしような、これ。」
無表情で聞いてくる加賀見に、自分が返した言葉にも感情が乗っていない。
上を目指す子獅子のやる気は尊重したい。しかし、失敗する度に呼び出されるのも困るし、事故が起こってからでは遅い。されど解決策は思いつかず、何より考える気力が沸かない。
遠い目をした自分に加賀見が口の端を歪め、バリバリと頭をかいた。
「どうするったってどうしようもねえし、後は発想の転換だな。」
なにか思いついたのか、彼は苦虫を噛み潰したような顔で聞いてきた。
「なあ、じいさん。この楠、派手に剪定していいか?
神木でもないし、どうせそろそろ枝抜きするんだろ?」
「ん、別に構わないが。」
提案に深く考えず了承すれば、良しと加賀見は頷き、左腕に話しかけた。
「そういうわけだ。頼むぜ、グレイプ。」
再び郵便屋の腕から銀の紐がするすると伸びていき、空中に何十mもの紐がくねくねと踊る不思議な光景が広がった。
「危ないから、少し離れていろよ。」
加賀見は楠を見つめたまま、片手で追い払うような仕草をし、それに従って子獅子共々、後ろに下がる。
ある程度、距離が広がったのを見定め、青い目の魔物が左腕を振う。伸ばされた銀の紐は蛇が獲物へ襲いかかるように楠へ飛んでいき、瞬く間に数え切れないほどの枝がバラバラと落ちていく。
「よし、こんなものか。」
加賀見の呟きに呼応して、銀の紐が彼の腕に戻っていく。あれはどういう仕組みになっているのだろう。
いくつも枝を切られ、裸のようになった楠を見上げ、郵便屋は軽く肩を竦めた。
「登ったら危なさそうな、細い枝を切った。
後、高さも削ったから。」
言葉通り楠の背は大分低く、小さくなり、太い枝だけが残っている。少なくとも天祥が乗って揺れそうな枝はない。
後ろが透けて見えるようになってしまった楠には気の毒だが、これならば足場が悪く、動けなくなるようなことはないだろう。
「天祥、お前、この木以外は登るな。わかったな?」
『うん、わかった!』
子獅子たちも状況を理解して尻尾を揺らし、加賀見の言いつけに、天祥は元気よく吠えた。
『木、スカスカになっちゃった。』
『裸ん坊になっちゃった。変なの!』
みゃうみゃう鳴きながら、逸信と陸晶が早速登りだし、その後を負けじと瑞宮と天祥が追う。
「じゃあ、そういうことで片付けは任せた。後、これ手紙。」
「何時も悪いな、仕事以外のことで。」
本来の目的であった配達物の受け取りを済ませ、加賀見は来たときと同じようにフラフラと帰っていった。
払い落とされた枝は結構な量があったが、片付けるだけならどうということはない。梯子より、箒とちりとりの方が用意するのもよっぽど楽だ。
剪定の効果は抜群で、その後、天祥に呼び出されることはなくなった。新しい枝が生えてくる頃には足場に気を配る知恵が付くか、別の遊びに転向しているだろう。
安定性が確保されたことで、他の小さい子獅子たちも果敢にチャレンジするようになった。良いことだ。
一安心し、仕事に従事していたある日、とっとこ天祥がやってきた。
『じいちゃん、あの木、飽きちゃった!
他の木も枝、切って頂戴! 全部の危ない枝、切って頂戴!』
「駄目です。」
開口一番に勝手なことを言う子獅子には、こちらの回答も即却下になる。
せめてもう少し、周りに掛かる迷惑を顧みてもらいたい。