表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マトリョーシカ  作者: 撥条の鼠
皮の着ぐるみ
2/5

une rêver

 

 “こぉんにぃちぃはぁ~♪”


 意識が戻る。目に向かって光が入ってくる。眩しい。


「う……ふぁ」

 “おっきましたぁ~”

 

 辺りを見渡す。一面真っ白な空間。そして前にいるのはアイドルのような女の子。ツインテールにフリフリのついた服。


 “ちがぁ~う!うちはぁ本物のぉア、イ、ド、ル!”

「え?心読んでる系?」

 “そのとおりぃ!!”

「はぁ」

 “「はぁ」とはどういうことぉ?”

「いえ」

 “うちはぁアイドル兼Matriochka様の使いなぁのだ”

「……」


 なにも言えない。やっと頭が回りはじめ、さっきまでの記憶が戻る。僕は、赤い死体を見て、気が動転し、気絶した。

 ということは……ここは……夢?


 “夢と言えばぁ夢ですけどぉ……少しぃ違うかなぁ


 そうなのか?全くわからん。


「なんで僕をこんなところに?」

 “よくぞぉ聞いてくれたぁ♡うちはぁあなたにぃ説明をぉしなければぁいけないのですぅ”

「は?」

 “えっとぉ……☆え~い☆これでいいかな……右手見てぇ”


 怪しすぎるが、一応手のひらを見る。

 手のひらには片仮名のマに似た字が彫ってあった。


「え?」


 あれが魔法?もっと呪文とかを……。

 夢が打ち砕かれた……。


 “それはぁMatriochka様の使いのぉ証拠なのですぅ”

「え?僕がマトリョーシカ……さま?……の使い?」

 “何ですかぁその目はぁ……。お前と同じは嫌だってぇ心の声聞こえてますよぉ”

「……」

 “あぁ♡もぅライブ始まるのでまた後でぇ♡後ぉこの話したらあなたがあの死体になっちゃうのでぇ言っちゃだめぇね?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ