あの人
五月一日
気持ちのいい天気だった。あの人がよく笑っていた。桜も散り、若葉が気持ちいい。
五月二日
雨が降った。あの人が傘を差していた。少し服が濡れていて、知らせようかと思ったけれど、声掛けられず。
五月四日
食べたドーナツがとても美味しかった。甘さ控えめであの人にも食べさせてあげたい。もしかしたら食べているかも。一緒に食べたかったな。
五月六日
ゴールデンウィークも終わり、ばたばたとした。あの人とは会えず。あの笑顔が見たいなあ。早く明日になれ。
五月九日
あの人がいろんな人と話し、笑っているところを見た。少し妬けるけれどしかたがない。少しだけ話すことが出来た。
五月十日
私が眼鏡似合っているね、と言ったら照れた様に笑ってくれた。やっぱり好きだなあ。新しい服を着ていけば、ほめてくれて嬉しい。
五月十二日
あの人が髪を切っていた。雰囲気が変わっていたけれど、とても似合っていた。私も切ろうかな。
少し話すだけでも、舞い上がってしまう。気付かれているかな。どうしよう。悩ましいね。
五月十三日
どうしてどうして、あの人が好きなのに、あの子も好き。あの人が好きであの子も好き。自分が最低で嫌になる。あの子もあの人もどっちも好きでたまらない。あの子はあの子。あの人はあの人として好きでいれている?
五月十六日
あの人の笑顔が好きすぎて辛い。もっと私に見せて。
食べたケーキがとても美味しくて、泣きそうになった。紅茶が切れてしまったので、買いに行かないと。誰か付き合ってくれないかな。
五月十七日
紅茶を買いに行った。途中のケーキ屋さんで美味しそうなケーキが会って、ついつい買ってしまった。ケーキは週に一回と決めているのに。太っちゃうな。でも美味しくて、まあよしとする。
五月十九日
あの人が泣いていた。私も泣いてしまった。
五月二十日
かと思えば、今日は笑っていた。心配して損した。けれど、きちんと立ち直ってくれたみたいで嬉しい。
五月二十一日
もう五月も終わりか。あの人と出会ってから二年ぐらい経つ気がする。よもぎ餅が食べたくなってきた。あの人は餅が嫌いらしい。残念。
五月二十三日
よもぎ餅を食べた。たまに食べたくなる味。かと思えば今度はおはぎが食べたい。
あの人と身長比べをした。私よりも背が高くて、勝ち誇るところが腹が立つ。でもいいや。
同時にあの子もあの人も好きで、最低だけれどどっちも好き。諦めよう。
五月二十六日
のんびりとショッピング。あの人に食べて欲しくて、クッキーを購入。甘さひかえめだからきっと気に入ってくれると思う。明日渡す。
五月二十七日
美味しそうにクッキー食べてくれた。あの人の笑顔が見れて、ハッピーだ。うへへへへへ。げすい笑顔が大好きだーーー。
五月三十一日
二人でケーキを食べた。暖かくて気分は最高だった。美味しいねっていいながら食べるケーキは今まで食べたケーキで一番美味しかった。幸せだな。
別れ際に「ばいばいなお!」って言ったら、ばいばいって手を振ってくれた。大好き。




