ざっつらいと☆俺ってちょうかわいそうなおとこのこ!
うわあああああああああ、本っ当申し訳ございません
1か月どころではなく1年ほど更新が停滞しておりました><
理由はその……特にないのですがテンションが若干以前と異なっているかもしれません
本当に申し訳ございませんorz
「…………うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
物凄い勢いで自宅に飛び込んだ俺は、物凄い勢いで靴を脱ぎ、物凄い勢いで廊下を走り抜け、母さんに物凄い形相でにらまれ、躊躇はしたが止まらずに自分の部屋、ベッドの中に駆け込んだ。
「これがコスモだ!!!」
……一体なにがコスモだというのだろう。(昔話口調)
俺は枕を頭からかぶってまとまらないというか四散しているというか取り敢えずバラバラな思考を何とかまとめようとしたってできるかあああああああああああああ!!!
「うおおおおおおおおおおおお俺はあれか、何なんだもう知らん!! 終われ、この世終われ!! 終わればまた新しい世界! 新しい世界に新しい息吹!! そして新しい命!! 俺復活!!!」
……あれ、なんだかますます訳が分からなくなってきた。もう混乱が極まって自分で自分が制御できなくなってきた。俺どうしようどうしよう本当どうし、
ピリリリリリリ
「!」
尻のポケットに入れていた携帯が急に振動した。……純也だ。
「お前に食わせる着信はねええええええええええええええ!!!」
放置だ、放置。事の元凶が俺の思考に介入しようものならためらわず抜刀する! 俺は携帯を布団の中から放り投げた。
ピリリリリリリ
「………。」
ピリリリリリリ
「………。」
ピリリリリリリ
「るっせーーー!!!」
「テメエがうっせ―ンだよ黙れこの糞兄貴!!!!」
おおおおお智弘おおおおおおおおおおおおおおおおおおお
「どぼびろおおおおおおおおおおお!!」
「うわっ抱きつくなよきたねえ、……って、また泣いてんのかよ兄貴。」
うわって言ったな、きたねえって言ったな!!!!
「ちくしょおおおおおおお、どおせきたないですよォおおおおおおおおしにたい……。」
「自分でもそう思うならさっさと鼻水拭けよ。ほら。」
智弘は俺にティッシュの箱を押しつけた。
「ううう、ありがたき幸せ……ズビーーー。」
「………また何かあったのかよ。」
智弘は俺に背を向けて、部屋の隅に落ちていた携帯を拾って電源を落とした。
うう、そんなことしたら明日が怖い……。
でも……やっぱり優しいのね、智弘! お兄ちゃんともくんのこと大好き! ……俺きめえ。
「あったよ、うん、あったさ。あんなにも、あんなにもあったさ! ……ん? 本当にあったのか? 只の俺の取り越し苦労なだけではないのか? あれ? 何か訳わかんなくなってきた」
「……訳わかんねえのはこっちだよ……。あんま人に迷惑かけるなよ。」
弟にそんなこと言われる俺って何なの☆
「まあ、何もないならいいか。兄貴、マリカしよーぜ。」
「おお、いいぜ! 今度はぜってえ負けねえ!!」
でも俺のこと心配してくれてんだろうな、って思う。本当に良い弟持ったよ、俺は。
「……あ、そういやこないだ兄貴が可愛いって言ってた美紀ちゃん? あの子、俺に告ってきたぜ。」
くわあああああああああああああああああああああああああああいつしかのデジャヴ!!!
何この子、っていうか美紀ちゃああああああああああああああん!!!
「………俺には弟はおらん!! いるのは敵のみだ!!」
次の日、つまりは今日の朝!(このフレーズ久々だな)
「あ、おはよう勇次、お前昨日どうしたんだよ。電話にも全然でねえしよぉ。」
「あー、悪いな純也、別に何もなかった。うん、そうだよきっと何もなかった、すべてが夢だったんだ。」
「なんだよ、そんなこと言うなよー、気になるだろー!!」
俺は教室でまったりと純也と話していた。
「お、おはようございますご主人さミャッ!」
あーあ、噛んだ。山下噛んじゃった。
「あああああああああああああ恥ずかしいいいいいいいいいいいい!!」
そして山下は去った。一瞬のうちの出来事だった。
俺は教室中からのこの視線に気づかないふりをしている。否、知らん! 俺は知らんからな!!
うん、しかし本当に俺の取り越し苦労だったのかもしれん。純也の様子はいたって普通だ。ふう、俺はなんだか安心して、カバンからペットボトルを取り出し、お茶を啜った。
「あ、そーいやさあ。」
「んー? ズズズズー」
「俺、昨日安田先輩から告られたんだよね。」
!!!?
「ぶばーーーーーー!!!」
「うわっ、吐くなよきったね。」
お前、智弘と同じことを……じゃねえ、何て言った!!
「や、やはりそうであったのかあーーーーー!!!」
「え、なんだよ、勇次知ってたの? だったら先輩に言ってよ、俺勇次一筋だし先輩と付き合うとか本当、無理だからって。」
お前良く考えろ!! 俺が先輩に言う方が問題あるだろ!!!
「なーー、彼氏だろーーーー?」
「ちげえええええええええよ!!!」
何言ってんだ、こいつ!! 相変わらずすげえ思考回路してやがる!!
「そうやで、ハニーのカレシは俺やからな~。」
「何言ってるんですか、僕です。」
ややこしいのまた来たぁああああああああああああ!!!
「あっ! 来たな、お邪魔虫!! 勇次、愛の力で撃退だ!!」
「きめえ! だまれ純也!!」
何かもうわやくちゃだ!!
「………そしてすべてはいつも通り、と。」
「……? ご主人さま、どうかさせましたか……?」
麗しの昼食タイム、俺はむさくるしい野郎どもにとりかこまれちやほやされ、ぜんっぜん麗しくない。
「何でもねぇーよ。」
なんでもないからほっといて! 切実に!!
「そう言えば……ダーリン少しやせたのではありませんか?」
「はッ! まさか俺を思って眠れぬ夜を……!!」
「ジュニヤン、それを言うなら俺やろ。」
お前ら本当に好き勝手言ってんな!! どう考えたってストレスやせだろぉーが!!
「あ、ああ、あ、ほ、本当だ……! ご主人様……! あ、あ、心配です、心配です、また俺の手料理を食べて、」
「それだけはやめろ本当に頼むから!!!!」
ええ、なんでですか俺はご主人様のことを本当に心配してるんです!! ……とか言われてもなあ。俺だって脂の取りすぎで死ぬにはまだ若いんだよ。
「じゃ、じゃあみんなで料理作って勇次に食べさせて一番おいしかった人が勝ちにしない!?」
「おお、ええやんか! 腕によりをかけて作ってきたるわ!!」
え、え、は? ちょっと勝手に話が進んで困るんですけど!!
「料理ですか……。僕の得意分野です。」
「ご主人様……うふふ……。」
山下こえええええええええええええ!!! 今度は何で来る気だ! 俺に逃げ道はあるのか!!?
「じゃあ明日の昼休みな。勇次は弁当持ってこなくていいからなー、ってほとんど毎日パンだけどさ。逃げたら……、わかってるよな?」
おおお、俺はどうしたらいいんだ!!!