wildgirlと魔物達 2
「異常なステータス、その中で一際の異彩を放つこのLUK値の正常さよ…」
これでLv1なんやで…驚きの状況下、周りに村など無い。
しかし職業は村人だ。称号は訳わからんのである
コレLv上がったらどうなんの?
恐らく最果ての森が現在地…にしてもどうすればいいのか…
それ以上に気になるのはこの寒さである。当たり前だよ、現在の俺は裸一貫なのだ!
日は暮れつつある。
寒いぃぃぃぃ!助けていただきたい!!
なんか周りがガサガサ鳴ってる。
「ひぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいぃ…たっけてぇぇぇぇぇぇええ!!」
溢れんばかりの涙、心細いにも程がある。
「どうか人でありますようにぃぃぃぃいいい!」
俺の心の声は神様には届かない。
-グルルルルゥ-
「おひゃああああああああ!!」
狼だ!ワンコじゃないよ!!狼ですわああああああああ!!
これはアカン!死んでしまう。死んでしまうよぉぉ!!
「詰んだ…」
早すぎる終わりというか…ここで殺されたら元の日常に戻れるんかな俺…
気付けば顔に生温い風。臭い…臭いよう…あ、吐きそう…
「おぅふ…」
暗い、暗いのだ。もしかして丸呑み?でも頭頂辺りがチクチクしてる。
首になんか刺さってるような気がする。
コレ、いつまで続くの?そろそろ意識奪われてもおかしくないと思うの。
この狼、俺のこと喰う気あんの?
「ぐぎぎ!」
顔面にかじり付いてる狼の首を掴む。手探りだから首かは分からん。
あ、濡れてる、コレ鼻や。もう片手で今度こそ首を…
「そぉぃ!」
力一杯引き離す。引き離すというか鼻を上に首を下に引っ張った。
その程度の感覚である。
鉄の匂いと共に生暖かい液体が降り注ぎましたわぁ…
「ないわぁ…」
普通に考えて無理矢理な形で脱出しようとしたところでこんな訳の分からない赤い液体がタライから水ひっくり返した様には降ってはこない。涎ならまぁ有り得るだろうがね。
呆然とする俺の脳内に響く音。聞き覚えのあるプレイ中だったゲームのレベルアップ音だ。
あくまでもゲーム。しかし、俺のしていたゲームは2DのMMOであってVRMMOではない。
よく見る下着もメニュー画面の装備切り替えで全装備解除時に見れるものだ。
冷静に考えられるのはまるでゲームの中の様だからであって脳の理性が<現実>ではないと訴えかけてくる。
だが、本能がこれは<現実>だとビシビシと伝えてくるが故のフリーズ。
「これは酷い…」
こんな言葉が溢れ出ても仕方ないと思うの。とりあえずメニューを開こうと思うのだが、怖い。
「め…メニュー……オープン。」
言葉を失うしかなかった。
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名前 no name
性別 ♀
種族 no data
職業 村人 狩人(S) 蛮人(E)
称号 〈最果ての森の住人〉〈到達した者〉〈極めた者〉〈忘却せし種〉〈グラップラー〉
LV. 1→LV.16
HP. 99999/99999 ×16
MP. 9999/9999 ×16
STR. 999 ×16
DEX. 999 ×16
INT. 999 ×16
AGI. 999 ×16
LUK. 170 (160↑)
SKILL. 〈爆声〉〈断華〉
PASSIVE.〈思考〉〈嗅覚保護〉〈暗所適応〉〈血毒耐性〉
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