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異性を好きになるってこと

作者: n

 

去年出会い系サイトで彼氏が出来た

私は生きてきて

リアルと言われる世界で異性と知り合い付き合いに至ったのは過去一人だけで

それ以外ではSNSや出会い系サイトと言われている所だ


出会い系サイトにも日記や呟き等の機能があって

出会いの為の種まきの為に

それから日々思っている事を書いてきた


なんか面白い事を書いているのか

出会い系サイトで書くような内容ではないのか

他人を惹きつける事が出来た


文章を書くのは好きだ

でも評価もいらない

ただ吐き出したいだけだった



自分の思いは文章となって相手に届く

どんなに自分の思いをしたためても

タイムラグのようなものは生じる


書いた傍から腐っていくような気がする


過去の産物になって

その時の気持ちなんて忘れてしまう


例えコメントされたとしても

そこに私はもういない



日記をずっと読んでいた男の子からコンタクトがあり

恋愛には懲りていたので

友達が欲しかった

でも

彼氏彼女の関係になりたい

そう押し切られて付き合った


半年間幸せだったと思う

交際費を出して貰って

行きたいところへ行って


お付き合い


ってものを

33年間生きてきて

初めてしたような気がした


それでも

破綻した


あんなに優しい人だったのに

将来は安泰だったかもしれない


私は33

彼は27

公務員を目指して頑張っていた

私は社会復帰を目指して通院していた


お互い

支えが必要だった

お互いに


でも

お互いがそれぞれの事で不安になって

共倒れになってしまった


私が考えている事

不安に思っている事

それは

将来への不安

今後の事


公務員試験に受かる保証はない


信じてあげるのが

彼女なのかもしれない


でもその頃

自分の中でもめまぐるしい心の変化の時期で

自分で自分をコントロールできなくなっていて

どうしようもなく

お互い辛かった



よくよく考えてみたら

お互い支えてくれるような人の方がよかったのかもしれない


こうなるんじゃないのかな


薄々思っていた事を

回避できなかった



出来なかった




友達がよかったんだよ

友達の方が

お別れしなくて済むじゃない?


付き合って別れて

経験して

もう懲りてたのに

踏み切った事を後悔はしたくないけど

自分を責めた


彼だって辛かっただろう

私も

私も辛かったんだ

自分の辛さを優先した

もう限界だった




けじめは好きだ

きちんとお別れした




また別のサイトで

呟きをしていたら

呟きだけで

他人と知り合えた


自分は他人にいったいどんな印象を与えているかとか

そんなもんに興味はない

ただいつも思った事

考えていることを吐き出しているだけ



私に気づいてくれた人

好きになったんだ



私は誰かに好きだと言われて付き合うより

誰かをいつも好きでいたい人なんだって

思い知った


薄々は感じていた事だけど


どんなに苦しくても

苦しさに酔う事なく

現実を見据える事が好きだ



どう考えても身分が違い過ぎるんだ

でも

今生きてて幸せと思える


恋愛って

やっぱりいいものなんだ

そう教えて貰った気がする



幸せなんだ

自由なんだ

世間から見たら

非常識なんだろう

心の中で迷いがあった

でも

昼のメロドラマみたいに

夜の恋愛ドラマみたいに

自分に酔ってはいないんだ


そこに踏み込んだらどうなるか

辛い思いをするのは自分なんだ


分かってる



それでも

自分の心に真っ直ぐ

進みたいんだ


そう思える相手に

久々会ったら

毎日がカラフルに見えた


私は生きてるって思った


感情がたくさん湧き上がって

沢山泣いて沢山考えて

自分の知らない自分が出てきて

それを楽しめる自分がいるんだ



もう何にも怖い事なんてないんだ



怖い事は

信じていた世界が覆る事なんだ



自分を信じたら

もう怖い事は

ないんだ



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