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戦国DNA  作者: 花屋青
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ヤクザ宿舎の長い夜

龍造寺と竹馬と自転車を質に取られ、しぶしぶ試験に参加する四人。手を抜こうとしたものの、試験官が厳しい目で見張っているので断念。気が付いたら最終選考に残ってしまった。もう夜の八時半。深紺の空には星が瞬く。

「海君のご両親は心配なさっているだろうな……。」海はあっ、と声を上げた。

「そう言えば、宿に着いたら電話しろって言われてた! めんどくさいけど父ちゃんは心配性だからなあ……。」

試験官に事情を相談する行也。試験官は電話してもよいと言う。

「捜索願いを出されたら厄介だからな。」

彼は海の体にナイフを突きつけて、電話させた。

「もしもし! 今ね、神崎さんって人の家にいるんだ。大丈夫っ! いい人だから。え? 挨拶したい?」

海は試験官に電話を渡す。試験官はそれを受け取り、鋭い目付きで海を見たまま電話に出る。ナイフは海に当てたまま。

「はじめましてぇー私、神崎って言いまーす!

海君がねぇ、行方不明になったデブモモンガの龍ちゃんを見つけてくださいましてー、お礼にご飯をご馳走して、ついでに泊まってもらいたいなと思いまして。いえいえ。こちらこそ助かりましたよー。ええ。では失礼します。」

そう言って電話を切ると試験官は全員を見回して言った。

「疲れた。それにしても最終選考まで残るとは。流石に俺が見込んだ奴らだ。明日は組長との最終面接だ。がんばれよ! さあ、宿舎に移動だ!」

「明日?」

四人は驚いて抗議したが、試験官はさらりと答えた。「募集要項にも一日で終わるとは書いてなかったろう。」

行也達はドナドナと車に乗せられ、神崎組の宿舎に連れて行かれた。


神崎組の宿舎はそこそこ大きく、綺麗な外観の建物であった。何処かの学校の合宿所という雰囲気だ。到着後すぐに試験官は神崎に鍵を渡した。

「お前達の宿泊部屋は三○二号室だ。ちなみにランドリーと売店は四階、大浴場と温泉プールは二階だ。」

「かしこまりました。ところで龍造寺さんと自転車と竹馬はどこですか?」

「最終面接が終わったら返してやる。それから、風邪をひいたら困るから温泉プールにでも行ってこい。」神崎と海はレンタル水着を借りて、プールに行く。兄弟は医務室へ。彼らは島津の傷を消毒し包帯を替えた。手当が終わると、行也は行人に言った。

「俺が島津師匠についてるから、お風呂かプールに行ってこい。風邪をひいちゃうからな。」

「拙者は大丈夫でござる。行人殿、ありがとう。」

行人は島津を見る。島津は、笑顔で手を振って見せた。

「分かった! じゃあ行ってくる!」

行人はプールに行き、行也達は自動販売機のある休憩室に向かう。休憩室について落ち着くと、島津は腕を擦り、溜め息をついて言った。

「行也殿も……かたじけない。」

「いえ。それよりさっきは失礼なことをしてすみません。……今日は本当にありがとうございました。こんなにボロボロになるまで追いかけてくれて……。」

「見失ったのは拙者の責任でござる……。」

「そんなことないです! ……あ。」

島津は目を閉じて寝息を立てる。少しして行也はリュックに入ったまま出てこない長宗我部にも小さく声をかけた。

「長宗我部さんはお疲れではありませんか? 横にならなくて大丈夫ですか?」

長宗我部はリュックから頭だけ出して頷くと、またリュックの中に入った。


それからしばらくして神崎が来た。

「山田! 交替だ。お前も行ってこい!」

「いいんですか?」

「おう。」

「ありがとうございます。では……。」

行也が休憩室を出ようとした瞬間、行人と海が息を切らせて駆け込んで来た。

「兄貴、神崎さん! 大変だ!」

「変なタイツ男が不合格判子を持って追いかけてくる!」


――行人と海は、温水プールで泳いでいた。

神崎組宿舎の温水プールは、テーマパークのような豪勢なものではなく。25Mプールとリハビリ用の手すり付きプールの二つのみでシンプルな造りである。

「海、泳ぐの早いな! また負けた!」

「オイラは漁師の子孫だから!」

「そっか。いつかまた、海が綺麗になって漁が出来るようになったらいいな!」

「うん! ……あれ何だろ。」

魚住が指差した先には。

全身タイツを着て、

『不合格』と書いてある大きな判子を持った男達がいた。彼らは最終選考に残った者を追いかけ回している。追い付かれた者は背中にに判子を押され、「また半年後〜」と言われてつまみ出されるらしい。タイツ男がそう言っていた。とりあえず、二人は海パンのまま全力で逃げた。


「わざと捕まってさっさと解放された方が良かったんじゃないかのぅ!」

「きめぇから捕まりたくねぇよ! それに……。」

黒田の指摘に首を振る行人が全ての言葉を言い切る前に。全身タイツ判子男達がやって来た。

「不合格判子を押しちゃうぞごらぁ!」

判子男達の叫びはどこか哀愁が漂っている。それを聞いて三人は本能的に、一人はイベント的に逃げた。

「神崎さん、組長さんってお笑い番組が好きな方なんですか。昔、こういう番組をテレビでみました。」

「確かに時々見ていたな。それにしても、こんなふざけた方法で選考してるとは。なんなんだあいつは!」

「オイラは面白いよ!」

「俺はもうちょっとハードボイルドがいいぜ! 吊り橋がどっかーんとか!」

「神崎組にはそんな予算はねぇ。それにしても……判子隊は組の規則を破ったことへの罰だろうが気の毒だな。俺はあんな格好悪いことは御免だぜ!」


なんとか判子隊をまいた四人。プールに置きっぱなしの荷物を取りに行くと三〇二号室へ向かう。部屋は掃除が行き届いて綺麗であった。設備は二段ベッドが二つ、洗面所、トイレ、シャワー、小さな冷蔵庫、電気ポット、テーブルと椅子、靴箱、クローゼット。ビジネスホテルや部活の合宿所という感じだ。売店で買い物をし、風呂に入って備えつけの浴衣に着替えると、ランドリーにゾロゾロと向かう四人。備え付けの洗濯機は乾燥までやってくれるタイプ。スーツ、オシャレ着用の洗濯ドラムもあり、本当に便利だ。洗濯物をセットすると、彼らはゾロゾロ部屋に戻る。途中、他の受験生に出会い、オメーラウルセーと言う、ごもっともな苦情に謝罪、モモンガが喋ったんじゃないかという質問を受ければ誤魔化し、なんとか部屋に着く。行人と海は部屋に入るとすぐ、イビキをかいて爆睡。島津も手ぬぐいとバスタオルにくるまれ、ベッドの中でぐっすり眠っている。行也は二人の毛布をかけ直し、島津の様子を見ながら言った。

「疲れたみたいですね。」「そりゃそうだろう。ところで山田は何でここに来たんだ?」

「弟ですか?」

「ああそうだ。」

「行人は組長さんに、神崎さんの居場所と、先代……神崎さんのお父様の件を聞きに行こうとしたのだと思います。採用試験なら組長さんに会えるかもしれないと思ったのでしょう。

俺も行人も、黒田先生がブログを見つけるまでは、神崎さんの手がかりが神崎組だけでしたし。」

行也は続ける。

「あと神崎組が、俺達の恩人に違法な取り立てをしていたので、それの抗議もしたかったのだと思います。一応解決しそうだとはいえ、脅しや嫌がらせがひどかったですから。行人は裁判でとっちめてやる! とずっと怒っていました。」

神崎はため息を吐いた。

「無茶な奴だな! まぁ俺のためでもあったみたいだが。心配かけちまったな。……ちなみに先代はお袋だ。早死にした親父の跡を継いだんだ。」


行也と黒田が目を丸くする中、神崎は俯いて続けた。「明るくて暖かくて強かで……ずるくて野次馬な所もあったが、俺はお袋が大好きだった。なのに……死に目には会えなかった。あんなに元気だったお袋が、あっさり心不全で死んでしまうなんて……未だに信じられねぇ。」

神崎の手元に、ひしゃげた水玉模様が拡がる。

「神崎さん……。」

行也は目を潤ませた。黒田も見守るしかなかった。一方、長宗我部はリュックから出て、ハンカチを出す。そして、そっと神崎の前に置いた。

「ありがとな。」

長宗我部は黙って、またリュックに入った。

行也は備え付けのお茶を入れようとするが……黒田が止めた。メーカーがよくないと言うのだ。その後、神崎はビールを飲みながら、自分の母の思い出話を延々とし、泣き疲れて眠ってしまった。行也は神崎を持ち上げてベッドに寝かせる。

「これでよし。島津師匠のことをよろしくお願いします。」

行也は黒田にそう言うと、コインランドリーへ向かった。

行也が部屋から出たあと、長宗我部はリュックから頭だけ出し、じっと島津を見ている。黒田はそんな彼に穏やかな声で言った。

「長宗我部殿、後は任せてゆっくり休んでくれ。長宗我部殿も立派な戦闘要員じゃからな。」

長宗我部は首を横に振る。「ヤクザの施設だ。何があるかわからない。」

「何かあったら起こすから大丈夫じゃよ。」

「……自分の目で見て、守らなきゃ不安だ。」

どこか悲しげな長宗我部の目を見て、黒田は頷いた。

「分かった。ではよろしくな。とりあえず、しりとりでもせんか?眠いしの!」

――しばらくして。行也が洗濯物を持って部屋へ戻ると、長宗我部は黒田に背を向けていた。

「黒田先生、長宗我部さんへ何か失礼なことを言ったのですか?」

「しりとりをやっていて、ワシが語尾に『え』がつく言葉だけ言っていたら長宗我部殿が拗ねてしまった!」

「何でそんなことをするんですか! 長宗我部さん、黒田先生が失礼しました。……そう言えば、お腹はすいてませんか?」

行也は長宗我部にモモンガ用マドレーヌを食べさせた。そしてスーツをハンガーに掛け、洗濯物をそれぞれの分にわけて畳む。それが終わった途端、行也も船をこぐ。しかしすぐに彼は目をこじ開け、自分の顔を殴り出した。黒田は慌てて彼の手を掴む。

「お前も寝ろ! 何かあったら起こすから!」

「そういうわけにはいきません。海君まで巻きこんでしまったし……。」

「それはそうじゃが……お前も戦闘要員じゃから休め!」 

黒田は寝ている行人を見て続ける。

「……それにしてもこんな事態を引き起こすなんて行人は無茶じゃの!」

「おっしゃる通りです。おかげで皆さんにご迷惑をおかけしました……でも試験場所を見つけたことと、行動力は誉めてやりたい気が……それに、きっと神崎さんの為だったのだと思いますし……。」

「確かに行人の行動力は目を見張るものがある。試験要項を見つけた所も、組合員の会話からパスワードが焼き肉だと気がついた所も正直感心した。しかし! ワシも人のことは言えんが突っ走るところが不安じゃ! お前は甘やかしすぎだ! 兄として叱らないといけない所は叱れ!」

長宗我部もボソッと言った。

「何かあってからじゃ遅い。」

「……わかりました。気をつけます。」

行也は思い出したように続けた。

「そういえば、さっき他の受験生の方とあったのですが、神崎組の方に俺達の部屋を聞かれたらしいです。」

黒田と長宗我部は顔をめあわせた。


長宗我部はそっとカーテンを捲って窓の外を覗く。

「下に一人いる。」

――行也達は徹夜で見張りをすることにした。黒田が眠気覚ましにと怖い話をし続けていると、午前四時になった。運の悪いことに照明は故障してしまい、豆電球のみの状態に。外はまだ暗い。長宗我部は時々窓の外を見ている。神経を張りつめていた彼は背後に何かを感じたようで、一瞬、息を飲んでから言った。

「……殺気がする。」

「ドアの外でござるな。」「島津師匠!」

「大丈夫。それよりドアの外を確認すべきでござる。」

そっと近づいて覗いた、ドアのレンズ越しには。プロのヤクザ達二人。銃を弄っている。彼らは作業が終えると、部屋をノックした。行也は黒田と島津と長宗我部にひそひそ声で相談した。

「本当は人前であまり変身した姿を見せない方がよいんじゃが。銃弾への防御を考えて変身した方がよいじゃろ。どれくらい効果があるかわからんが。」

行也は黒田の指示で急いで着替え、戦士に変身。兜と鎧を隠すため、枕カバーを被り、浴衣を着る。

行也が着替えている間に黒田達は行人達を起こし、同じように変身させる。彼らの着替え中に黒田達三匹は話し合った。

「幸い、避難梯子がある!下の一人をやっつけて脱出でござる!」

「どうやって倒す?」

「下の男も銃を持っているかもしれないしの。甲冑の防弾効果がわからんから慎重にしないと。」

「十文字斬りや弾丸斬りはどうでござるか?」

「甲冑を装備してない奴に撃って、万が一死者が出たら……行人はブタ箱行き。おまけにお勤めを終えたら報復バキューン! しかしドアを突破されたらやるしかないのぅ。とりあえず、十文字切りの時のクッション効果と、防御を兼ねてバリケードを作るべきじゃ。」

部屋を叩く音は止まらない。兄弟達は冷蔵庫やテーブルでバリケードを作った。ドアのレンズ部分は開けており、全員ドアのレンズからヤクザ男達を見る。神崎は何故、自分達……自分がヤクザ男に狙われるのか、納得した。

(こないだ、俺が宿舎に押し掛けた時にいた奴だ!)

神崎は頭を抱えて溜め息をついた。そして兄弟たちを見る。憎らしいくらい落ち着いていて、黒田達と相談している。神崎はあいた口が塞がらなかった。しかし……海はうっすらと不安な表情。それでも一生懸命、それを見せまいとする。兄弟達と目が合いそうになると、表情を作るのだ。神崎はそれを見て、拳を握りしめ、目を見開いた。

神崎が何かを決意した中、黒田は推理を述べる。

「しつこくノックするのはワシらにドアを開けさせる必要があるからじゃな。

宿舎の責任者とグルなら、責任者にワシらの部屋番号を聞いて、寝静まった頃、そーっとマスターキーで部屋をあけて侵入し、皆殺しにすればよい。チェーンが掛かっていてもチェーン切りくらいは常備してあるじゃろ。

しかし奴らは部屋番号を受験生に聞いた。よって宿舎関係者とは繋がらない。あやつら三人だけが狙ってるんじゃろう。」

黒田は口には出さなかったが、三人にだけ狙われていると確信出来た理由がもう一つあった。

(狙われてるのは多分神崎。男達を見た後、納得したような表情をしたから。そして宿舎の責任者達が確実に殺す気なら一人部屋にするはず。)

ドアを叩く音は激しさを増して行く。ついに男達はドアに体当たりを始めた。行也、行人、海はバリケードの上からドアを押さえている。神崎は頭をかきむしって考えた。

(まだドアはもつ。ドアが壊れる前に俺が最初に降りて、下の奴をやっつける。……やっつけられる可能性も高いがな。まぁその場合、逆にこいつらは撃たれなくて済むかもしれない……。)

神崎はカーテンを少しめくって窓の外をそっと覗いて見た。

(そう言えばあいつも居たな……今日も変な髪型だぜ。カナキリ声で騒いで催眠術で眠らされてたな。……催眠術?)

神崎は外に聞こえないくらいの声で言った。

「催眠術に使えそうな物はないか! 金色の丸い物!あいつは催眠術に弱い!」黒田は中身が空の缶詰を持ってきた。中が金色。

「おうサンキュー……いや、もっと良いものを見付けた。」

神崎の準備中に行也は避難梯子をセット。そっと降り始める。

「おい待て! 俺が行く!」

「援護お願いします!」

外は風が強い。梯子は吹き流しの様に激しく揺れる。

「神崎を出さないと撃つぞ!」

下にいた男は行也に向かって銃を構えた。しかし海と島津と長宗我部が投げた電気ポットや椅子、ハンガーやコップ、シーツ、部屋のスタンドライトを避けるのに気を取られた。その間にも行也はするする降りていく。投げるものを探している海達と一瞬で交代した神崎は、黒田を窓からぶら下げ、振り子のように降った。闇夜に黒田の金色の目だけが煌々と輝く。

黒田の絶叫よりもバカでかい声を神崎は発した。

「俺はこっちだ! お前は眠くなーる!」

男は黒田の金色の目をポカーンと見つめ、眠った。


行也は揺れているうちに兜の紐がほどけて、変身がとけてしまったが、無事に下に降りる。そして気絶した男から銃をそっと没収した。

「行也! これでソイツを縛れ!」

神崎は黒田からほどいた浴衣の帯を行也に投げる。

ひらひらと落ちるそれを掴むと、行也は男の手を後ろ手に縛った。解放された黒田は、ドアのレンズ越しにヤクザ男達を見る。

「一人そっちに向かっている! 梯子に乗れ!」

行也は梯子に乗り、行人達は手動エレベーターの如くシュルシュルと凄い勢いで梯子を手繰り寄せた。その甲斐あってヤクザが下に着いたと同時に梯子を回収し、窓を締める。その直後。遂にドアが破れた。ドアはバリケードにしなだれかかる。黒田は行也から銃を奪い、神崎に渡す。バリケードを押し退けて、男達が侵入してくる瞬間。

「お前らは下がってろ!」神崎は男の腕に向かって銃を撃つ。金色の弾丸は空中を切り裂き走り男の腕に見事命中。男は銃を取り落とす。行也が銃を回収。神崎と行人は男に上段蹴り、島津が飛び蹴りをし、海が予備の浴衣の紐で男を縛る。「神崎ー!」

さらにさっき一旦下に行った男が銃を持って戻って来た。

また神崎は素早く腕を撃ち、また行也が男の銃を回収。その間に黒田が冷蔵庫から落ちたビール缶を長宗我部と海にトス。長宗我部、紐がほどけた兜をぶん投げた海がそれぞれ飛び上がってオーバーヘッドキックをする。冷たく青い円柱はくるくる舞いながら男の額と溝尾に直撃。神崎と行也が飛びかかり、浴衣の帯で手首を縛った。


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