神々の塔
掲載日:2012/02/01
むかしむかし、あるところに「空の杖」と呼ばれる塔がありました。
その塔には天から降り立った神々が住み、空が落ちてこないように塔を支えていました。
神々は、銀のディヤモン大神、赤のリュビ大神、青のサフィール大神などの大神、そして、黄のシトロン神のような神など、様々な色をまとい、たいそう美しい姿をしておりました。
やがて、神々は地上の女を愛するようになり、天の民と地の民の間に子が生まれました。
しかし、地上では、神々がもたらした知識によって、争いや欺瞞がはびこりました。
それを見かねた天の神々は、塔の神々に言いました。
「地上を浄化する。今すぐ天に戻ってくるのだ」
塔の神々は次々と天へ帰っていきましたが、ただ、ディヤモン大神だけが塔に残りました。
ディヤモン大神は天の神々に言いました。
「罪はすべて、指導者であるこのディヤモンにあり。地上のすべての罪は、わたしがあがなおう」
こうして、ディヤモン大神は地獄の牢獄に囚われ、永遠の責め苦を受けることとなったのです。
(アレキサンドリテの口伝より)
いろいろな話の寄せ集めみたいなもので恐縮です。「リュビの嫁」で出てくる血族の祖先は、天の民と地の民の間の子、という神話。




