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タイトル未定2026/01/26 17:15
私が六歳くらいの頃、最初の妹が生まれました。
その日のことは、なぜか今でもはっきり覚えています。
朝方、まだ外が暗い四時頃だったと思います。突然、父にビンタをされて起こされ、そのまま病院へ連れて行かれました。何が起きているのかよく分からないまま病院に着き、そこで生まれたばかりの妹を見た瞬間、胸がいっぱいになるほど嬉しかったのを覚えています。
その二年後に、また妹が生まれました。
さらにその二年後にも妹が生まれ、気がつけば私たちは四姉妹になっていました。
妹が増えていく一方で、父は少しずつ変わっていきました。
太鼓にのめり込み、パチンコにも深くはまり込んでいきました。楽しんでいるというより、何かに取り憑かれているような様子で、精神的におかしくなっていくのが、子どもながらにも分かるほどでした。
あの頃から、家の中の空気は確実に変わっていったのだと思います。




