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クリスマス -2

 クリスマスイブ、僕は昼過ぎに布団から出た。これから飾りつけをするのか、ツリーや電飾でリビングが散らかっている。


 真知子はお昼ご飯にレッグチキンを出してくれたが、クリスマスイブに夜勤。そんな時に食べても味気ない。真知子はツリーを飾り付けながら鼻歌交じりで上機嫌。


「いってらっしゃい」


 真知子はツリーの飾りつけに夢中で、僕に背中を向けたまま言った。



 翌日、夜勤を終えて午前中に帰宅する。大きなツリーは既に片付けられていて、掃除もしたようだ。あれば邪魔なツリーだが、堪能することもなく片付けられてしまうと寂しさを感じる。しかし、僕に迷惑をかけないという約束で購入したツリー。無理して片付けたのだろう。いつもは起きているこの時間に、真知子はスヤスヤと気持ちよさそうに寝息をたてている。

 ビールを1缶、一気に飲んでから僕も布団に入る。その物音に気付いたのか、真知子が起きた。


「ごめん、起こしちゃった?」


 そう言いながら、真知子が僕のベッドに入ってきた。ツリーやチキンレッグ、クリスマスイブの夜を一人で過ごし人恋しくなったのだろうか。触れ合う唇、ふわふわとしたパジャマ越しに感じる柔らかな身体。一年以上もご無沙汰だった夫婦の営み。


『子供を作る』

 そんな目的ではない、コミュニケーションとしての営み。今までのなかで一番の興奮と快感、そして幸福を感じた。

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