第一章 第一話 わたしは、
普通の家庭に生まれたごく普通の少女が軌跡を辿る物語
私はこの時この世界に生誕した。
そして前回の私は死んだそして今回の私になって。
「おぎゃぁ、おぎゃ、おぎゃぁ、」
ゼロから人生がスタートした。
私はごく普通の家庭に生まれたごく普通の少女として生きていた。
「ぱぱ、おはよう、」
私は、眠たい目を擦りながらぱぱに挨拶をした。
「やあぁ、おはよう、」
ぱぱもとても眠たそうだ、だがキッチンでは、
「ふんフフ~」
とても元気で陽気な鼻歌が聞こえている。
「あら、二人ともおはよう?と思ったけれどパパはまだ寝てるみたいねフフッ」
数十分後ものすごく美味しそうな香りが漂ってきた、そして朝ごはんが机の上に運ばれてきた。
「いただきますっ!(三人)」
パパは豪快に食べ、ママは私に食事のマナーを教えながら食べている。
そして昼間は隣の家に住んでいる男の子と一緒に遊んでいる。
そしてその日の夜急に今までの私の(前世)記憶が今の私に急に入ってきたのだ、そう、何かをしろと言っているように。
そして翌日私はご飯を食べ終わった後にすぐに外に出て走ったのだが後ろから聞き覚えのある声がきこえたのでそっちの方向に走った。
そうしたら、前回の私と会ってしまった!?
え、なにこれ、何でここにいるの?
いつもはあそこで、あれ、どこで、何してたっけ?
ともあれ前の自分を見つけた!
よしっ!話しかけよう!
「こ、コンニチハ、」
と思ったのだがなんとなく気まずくてカタコトになっていまった、
「…」
一応、私も頑張って話しかけたのだが、とても反応が薄い、頑張って話しかけたのに!でも、あまり話せなかったのは、私も悪い、だが、その時は、
その時は何も答えなかった。
何を言っていいかわからなかったから、そう、
「「今の自分に」」
翌日私はさらに別の自分を探しに出掛けた。
だがやはり昨日よりはうまくはいかない、まあ、昨日の運が良すぎたのだか、
でも、それなら、会話にも運を使いたかったなぁ、
「はあぁぁ、」
私が大きなため息をついたその日には何が起こるのか、私は楽しみで仕方がなかった!
これは今の「「自分」」の軌跡を辿り自分を探す物語、そう、「「自分」」探しの旅
番外編
「ねえ、パパ?」
私は我が子を抱きながら言った
「なんだい?ママ?」
夫は笑顔で答えた
「この子の名前、何にしようかしら、」
我が子の頭を撫でながら言った
そして夫は真剣な顔で言った
「◯◯◯◯◯とかでいいんじゃないか?」