少女はこぼれ落ちた
真面目に書きました。
短いです。
少女はこぼれ落ちた。
空を覆う光から。
雲の上は常に晴れて、
光に包まれている。
そんな光の一欠片。
少女は知った。
地上は光が届かない。
いつも光に包まれて、
闇を知らない少女には、
それはたまらなく悲しくて、
少女は闇を照らした。
そこには誰も存在しない。
少女は気づいた。
地上は自分1人だけ。
1人はとても寂しくて、
少女は地上に生物を、
それはとても貪欲で、
進化を続けて、
人となる。
少女はいつか恋をして、
想うその人へ逢いに行く。
少女の思いは伝わるが、
その人は先に旅立って、
またも少女は1人きり。
周りに人はいるけれど、
慕うその人やはりいない。
寂しさ埋めるためとして、
生み出したはずの人々は、
少女の1番の寂しさの、
原因となってしまう。
いつか少女は人々に、
慕われ、想われ、感謝され、
地上を照らし、天照らす。
そんな少女に人々は、
願い、頼み、切願し、
そんな期待に応えたく、
叶え、遂げて、成就させ、
そんな生き方嫌になり、
また地上は闇の中。
少女は照らすことを辞め、
人として生きていく。
いつかの想い人のため、
地上を治める人となる。
元ネタはみなさんが知っているアレです。
いいね、感想、評価などお願いします。