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お題シリーズ5

庭 飴玉

作者: リィズ・ブランディシュカ



 あのね。私のおうちのお庭にある木はね、あめ玉ができるんだよ。


 だから、友達が家に遊びに来た時は、お庭の飴玉をもいで、いっしょにたべるの。


 熟すまで待つととっても甘くておいしいの。


 味はね、ミカンとかリンゴとかナシとかブドウとか。


 果物の味ばっかり。


 たまにあきちゃうけど、ほかの子のお家ではならないみたいだから、それでもいいの。


 果物味だけでも、満足。


 あむあむ。


 うん、今日もおいしい。


 あっ、みっちゃんいらっしゃい。


 一緒におかし食べよ!


 うん、今日もあめがたくさんだよ。


 私はみかん味のなめてるから、みっちゃんは別のにする?


 りんごあじ?


 分かった。


 探してくるね。


 もぎもぎ。


 あったあった。


 りんご味のやつはりんごみたいに赤い色してるからすぐ見つけられるんだ。


 みかん味のやつはみかんと同じおれんじ色。


 みっちゃん、あったよー。


 でもなんで、うちの木はあめ玉がなるんだろうな。







 今日も、神社に毎日お参り。


 私の村では、食料が日に日になくなっていくから、このままだと飢えて死んじゃう人が出るかも。


 近いうちにいくさが起こるとかいう話だから、もっと大変になっちゃうかも


 だから、そうならないように一生懸命神様にお願いしなくちゃ。


 少しでもいいから食べ物が増えるといいなって。


 あれ、神社が一瞬光ったような?


 でも気のせいだよね。


 もうそろそろ日が沈んじゃうから、はやくおうちにかえらなくちゃ。


 はあ、我慢ばっかりだからたまにはお腹いっぱいに甘いものが食べたいな。



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