機械神の英断⑳
今回は漫才の台本形式で書いてます。涼森凛奈のこのシーンはいろんな漫才を見て書きました。これからもやっていきたいです。
凛奈「人違いです。わたしは『米米米子。『二十三歳で大学卒業後にニートやってたんですけど、親にしつこく言われて働いている』っていう設定で働いている女の子で-―す♪」
雅騎「米が多いっ⁉ 千鳥のネタじゃんっ⁉」
凛奈「ええ。『千鳥の漫才にでてくるような変な名前にしたら、バイトは簡単に受かる』説を実行中でございますぅ♪」
雅騎「経歴詐称じゃん⁉ ていうかよくそんなんで受かったなっ‼」
凛奈「はい♪ 胸もパッドで大きくしたらイチコロでした。ぽよんぽよん♪」
海鳴「でかすぎよっ⁉ 癖の大きい成年コミックみたいになってるわよっ⁉」
凛奈「お客様、ただいまサービスタイム中でして……」
雅騎「え? なにかもらえるの?」
凛奈「いますぐに注文しないと料理を頼めないんですよぉ。はやくさぼりたいんではやくしてください」
雅騎「サボりたいだけ
海鳴「……まぁいいわ。私はアイスティーで。雅騎君は?」
雅騎「僕はアイスコーヒーで」
凛奈「かぉちゅくあいっす―――っ‼」
海鳴「……はい⁉」
雅騎「なんなのその返事っ⁉」
凛奈「『かしこまりました。ご注文を繰り返させていただきます。アイスコーヒーひとつとアイスティーひとつ。以上でよろしかったでしょうか?』の略だよ」
雅騎「略しすぎだよっ⁉ そんな接客じゃあクレームきちゃうよ」
凛奈「いやぁ。あまり長いと困るかなという私の優しさだよ」
雅騎「ふざけすぎよ。それに『砂糖とミルクは必要ですか?』がぬけてるわよ」
凛奈「なぁりょっすかーーい?」
海鳴「砂糖とミルクの言葉の中でどこに『な』があるのよっ⁉ しかも」
城鐘「いや、つっこむところはそこじゃあないとおもうんだけど……」
雅騎「もぅいいから、はやく持ってきなさいっ!」
涼森、手をくるくるっと回して。
凛奈「かしこまりっ♪」
海鳴「そんな店員いないわよっ⁉」
大声で海鈴が突っ込むと、凛奈は厨房へと向かおうとすると、
ガチャン。胸の巨大パッドがドアに引っかかる。
凛奈「いたっ‼ このムネ、なによっ⁉ほんとジャマ⁉」
海鳴「自分でつけたんでしょうがっ‼ まったくもう……ここのオーナーに言ってあの女を解雇してもらわないと……」
雅騎「……そうしてもけっきょく、べつのところでバイトしてるよ……」
涼森がトレーに何かを載せてやってくる。
雅騎「あ、きたきた……え?」
凛奈「おまたせしやした。生です」(野太い声)
涼森がテーブルに生ビールのジョッキを置く。
海鳴「未成年よっ⁉ なんで未成年にビール持ってきてんのよ。あんたはっ⁉」
凛奈「……好きかなっておもって」
涼森が小首をかしげながら言う。
海鳴「なんで、『喜んでくれるとおもったのに』っていうような表情してるのよ」
雅騎「凛奈。普通にお水だけちょうだい」
凛奈「あいよっ‼」(野太い声)
海鳴「……もういいわよ。天津くん。お店を出ましょ」
雅騎「わ、わかった」
凛奈「おきゃくさん、お会計ですか?」
雅騎「いや、何も食べてないからお会計もなにもないんだけど……」
凛奈「氷代が五千円とビールが二杯で二万円。それと……」
雅騎・海鳴「「ぼったくりだよっ⁉」」




