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襲撃の知らせ

「エイリア様、盗賊の一味40名ほどがせまって来ております」


その日の深夜にサスケから報告を受けてエイリアは、


―プロビオのカンがあたったか。カンもバカにできないものだ。


戦いなれた騎士がもつ第六感のするどさに驚く。


実戦経験がないので確たる情報がないと相手の姿が見えないエイリアにとってプロビオの存在はやはり頼りになる。


「40人か。交戦した騎士の報告では100人規模の盗賊団だったはずだが、あてにならないものだな」


「人数をわけている事も考えられますが」


「その可能性も否定はしないが、騎士が見間違えたのだろう。負けた者は相手の数を過大に見てしまうものだからな。経験が多く、勇敢な騎士ならまだしもうちの騎士団の関係者ならおおよその程度がわかるよ。おっと、余計な事を話している暇はないな。サスケはプロビオとベルトロッサに報告に行ってくれ」


「報告だけでよろしいのですか?具体的な指示はなされないのですか?」


「ああ。盗賊団接近の知らせだけでいい。こうなった時の大まかな作戦はあらかじめ二人と相談してある。後はその場その場で臨機応変、各々の判断で動いてもらう事にしている」


確信に満ちたエイリアの言葉から二人を信頼していることがよくわかる。


「エイリア様の隊の者にはご報告しなくてよろしいのですか?」


「起きても足手まといになるだけだろうし、できればこのまま眠りこけてもらいたいものだが・・・そうもいかないだろうな。二人への報告が終わったら私の隊の主だった者を集めてくれ」


「はっ!」


サスケはそこまで聞くと一礼して風のように走り出す。


―さて、どれほどの人数がすぐに集まってくるかな。


エイリアはあまり期待せずに待つことにしたのだった。

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